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『聖霊の力による』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 マルコ3:20-30

はじめに

本日の聖書箇所から、神の国の支配の幸いについて見てまいります。

Ⅰ.律法学者達の曇った目

主イエスは、12人を呼び寄せて弟子に「任命」されました(マルコ3:13-14)。「任命する」とは、新しく「造る」と言う意味があります。主はご自身の御心において弟子を選び、その者を新しく造り上げてくださいます。そのために、必要な一切を与え、育ててくださるのです。

律法学者達は、主の御業を見て、悪霊によるものと判断したのです。また、主の身内のものでさえ、主を「気が狂ったのだ」と思いました(マルコ3:21)。彼らは、自分達の宗教観や家族としての先入観に捕らわれ、主イエスの御業を神からのものと認めることができなかったのでした。信仰の目が開かれることは、聖霊によることです。「また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、・・・あなたがたが知ることができますように。」(エペソ1:18-19

Ⅱ.世に打ち勝つ者とされる

律法学者たちは、イエスが悪霊どもの頭「ベルゼブルに取りつかれて」いて、それによって「悪霊どもを追い出している」と言いました。それに対して、主は悪霊どもであっても内輪もめして争えば、その国は成り立たないと、彼らの言うことを否定されました(マルコ3:23-26)。

このことは、主イエスによって、神の支配が今まさにこの世に及び、神に敵対するものたちへの罪に打ち勝つ神の力と権威がすでに表されていることを示しています。究極的には、主はご自身を、私たちの罪のさばきの身代わりとして十字架に捧げて下さいました。さらに、十字架の死から三日目に復活された主イエスは、私たち人間の最大の敵である死に打ち勝ってくださいました(Ⅰコリント15:55)。主イエスを救い主として信じる者は、ベルゼブルに代表される悪しき霊に対して、圧倒的な勝利者とされていることを覚えましょう(エペソ6:12)。

Ⅲ.聖霊を汚してはならない

主イエスは、「人はその犯すどんな罪も赦していただけます。・・・しかし、聖霊をけがす者はだれでも、永遠に赦されず、とこしえの罪に定められます。」(マルコ3:28-29)と語られました。ここで主が語られたことは、永遠の救いに関わることです。聖霊は人々に「罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせ」(ヨハネ16:8)、イエスが主であることを教えて、永遠の救いへと導いてくださるお方です(Ⅰコリント12:3)。

その聖霊の善き働きを受け入れなければ、主の救いの御業を拒否することになってしまうのです。  聖霊は善きお方で、主イエスを証ししてくださるお方です。私たちの内に住まわれる聖霊の御声を聞き、従うとき、主の豊かな命に生かしてくださることを覚えましょう。

結 び

主イエスは、人を罪とこの世の悪しき霊から解放するために世に来てくださいました。聖霊が今、悪しき霊に対して戦われて、神の恵みの支配を示してくださっています。主の十字架の贖いによって、絡みつく罪の支配から解放されたことを感謝し、主と共に歩み続けましょう。

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