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『12弟子の任命』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 マルコ3:13-19

はじめに

本日の聖書箇所から、12弟子の任命を見てまいります。

Ⅰ.主イエスが呼び寄せられた

主イエスは、12人を呼び寄せて弟子に「任命」されました(マルコ3:13-14)。「任命する」とは、新しく「造る」と言う意味があります。主はご自身の御心において弟子を選び、その者を新しく造り上げてくださいます。そのために、必要な一切を与え、育ててくださるのです。

私たちは、一人一人が主イエスに呼び出された者です。主の十字架の贖いによって、古い罪の自分に死んで、新しい復活の命に生きる者とされました(ローマ6:4)。弟子たちが主のために造り変えられていったように、私たちも神の子としてふさわしく造りかえてくだいます。主に信頼して、なおいっそう主と共に歩み続けましょう。

Ⅱ.主の側にいる

主に任命され、新しく造られた弟子たちは、後に「使徒」と呼ばれます。使徒とは、「派遣された者」という意味です。彼らは、主の福音を宣べ伝えるために派遣され、悪霊を追い出す権威を与えられました(マルコ3:14-15)。最初、彼らは主の身近に置かれます。彼らが常に主イエスの側に居て、御言葉を間近で聞き、主が成される癒しや悪霊を追い出す御業を目の前で見る必要があったからでした。

弟子たちは、ペンテコステの日に約束の聖霊を受けて、地の果てまでも福音を宣べ伝える者とされました。そこで宣べ伝えられた福音は、今日の私たちの所に届いています。主の救いを頂いた私たちも、主の側にいること、すなわち御言葉にとどまり、聖霊の導きを通して、主イエスと共に歩み、主を宣べ伝え続けさせて頂きましょう。

Ⅲ.教会は弟子と任命された者たちの群れ

私たちは、主の御心によって選び、集められて、神の民とされた教会です。教会は、民族や血のつながりを超えた、イエス・キリストを信じる信仰によって結び合わされた群れです。召された12弟子は、それぞれ性格も考え方も違う人たちでした(マルコ3:16-19)。しかし、彼らが主イエスを宣べ伝え、教会が生まれていったのです。

使徒たちを土台として(エペソ2:20)建て上げられていった教会は、主イエスを宣べ伝え続けました。現在の私たちも、使徒たちに与えられた使命を受け継ぎ、それを果たしていくことを委ねられています(Ⅰコリント3:10)。使徒たちの後に続く者として、礼拝で御言葉に養われて、主が私たち一人一人に与えられている使命を御霊に導かれて果たさせて頂きましょう。

結 び

私たちは、主イエスの御心によって召し出され、それぞれ主の使命を頂いています。主は、召した者を神の民にふさわしくするために必要を満たして、使命を全うするために成長させてくださいます。主の召しに応えて歩むことこそ、幸いであることを覚えましょう。

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