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『目標を目指して一心に走る』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ピリピ3:1-16

はじめに

本日は、主イエス・キリストを知ることの素晴らしさについて見てまいります。

Ⅰ.うしろのものを忘れる

パウロは、復活の主イエスに出会って全てが一変し、「主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています」(ピリピ3:8)と語りました。

私たちも主イエスによる救いによって、キリストを信じて主と共に歩む者とされました。主と共に歩むとは、「うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進」(ピリピ3:13)む歩みです。「うしろのもの」とは、主を知る以前の歩みと言うことができます。主は罪に死んでいた私たちを、キリストの復活の命に生きる者としてくださいました(エペソ2:5)。主の偉大な救いを受けたことを感謝して、キリストをさらに深く知るために、主と共に走り続けましょう。

Ⅱ.ひたむきに前のものに向かって

パウロは、「神の栄冠を得るために、目標を目ざして」、ひたむきに主と共に走り続けると語ります(ピリピ3:13)。このことは、彼自身が主に「捕らえられて」と言っているように、自分で考え出したり、だれかから押し付けられたりしたものではなく、主に導かれてのことです。

主イエスは、父なる神から与えられた目標を目指して、ひたむきに「十字架の死にまでも従われました」(ピリピ2:8)。それは強いられてでもなく、嫌々ながらでもなく、父なる神との強い信頼と愛によることでした(ヨハネ5:19-20)。主イエスは、全てのキリスト者が倣うべき模範です。主は私たちを選び、使命を与えてくださいました(ヨハネ15:16)。主が私たちを呼び出してくださったのですから、「救いの達成」をめざし、また主が各々に与えてくださった使命を果たさせて頂くために、主イエスを見上げて前進させて頂きましょう。

Ⅲ.達しているところを基準として

パウロは、自分自身はまだ完成した者ではないことを十分知っていて、今もひたすら前に向かって走っていると述べています(ピリピ3:12)。そして、「私たちはすでに達しているところを基準として、進むべきです」と勧めています(ピリピ3:16)。

クリスチャンには、それぞれに現時点で達し得た信仰の量りがあります(ローマ12:3)。その達し得た信仰を基準として、主はさらなる信仰の成長へと歩み出させてくださるのです。各々が毎日の歩みの中で、様々な戦いや問題に直面したり、また逆に多くの恵みをも頂いていることでしょう。しかし、そこで止まったり、後ろばかりを見ていてはいけないのです。主が、救いの大きなご計画の中で、聖徒たちに必ず与えると約束してくださった「神の栄冠」を目指して歩み続けるべきです。今、「達しているところ」における主の恵みに感謝しつつ、さらに主イエスを知ることの素晴らしさを求めて歩み続けようではありませんか。

結 び

パウロは、キリストを知ることの素晴らしさを知って、ひたすらに主イエスによって与えられる「神の栄冠」を得ることを「目指して一心に」走り続けました。主の救いと主と共に生きる偉大な恵みを頂いた私たちも、主イエスの恵みを受けて成長し続けながら、主イエスを知ることの幸いを人々に証しして行きましょう。

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