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『御言葉を聞くききん』

説教:髙橋正人牧師

はじめに

本日は、アモス書を中心に、御言葉に聞き、主からの恵みと幸いに与る祝福を見てまいります。

Ⅰ.神の選び

当時の北イスラエルは、ヤロブアム二世の統治下、繁栄を謳歌していましたが、信仰においては非常に堕落し腐敗していました。主はそのような国に、アモスを預言者として遣わされました。

アモスは、南ユダの片田舎テコア出身で、羊飼いであり農夫で(アモス7:14-15)、人々にとっては預言者と認め難い人でした。主はご自身の働きのために、アモスのように、人の目には弱くて取るに足りない、無に等しい者を選ばれます(Ⅰコリント1:26-29)。私たちも主イエスの十字架の贖いによって、神の選びの民とされました。主の愛に応えて、主に与えられたそれぞれの使命を果たして行きましょう。

Ⅱ.御言葉に素直に聞き従う幸い

主はアモスを通して、北イスラエルに、神のもとに帰って、神に会う備えをし、主を求めて生きるようにと何度も語られました。それにもかかわらず、人々は主のもとに立ち帰りませんでした(アモス4:6-11)。そればかりか、人々は自分たちの繁栄をもって、主に立ち帰るどころか、アモスに対して憤りを抱いて彼を脅したのです。

私たちは、主の御言葉を聞いたなら、「御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにする」のではなく(ヘブル3:15)、謙虚に耳を傾けて聞き従おうではありませんか。御言葉に聞き、主を礼拝していく中で、私たちは主が生きておられること、そして御言葉の約束を実体験する幸いを頂くのですから。

Ⅲ.主のことばを聞くことのききん

主は、御言葉を聞こうとしない頑なな民に、「主のことばを聞くことのききん」が襲ってくるというさばきの言葉を告げます(アモス8:11)。御言葉の飢饉を招いてはなりません。主イエスが、旧約聖書の御言葉(申命記8:3)をもって、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイ4:4)と語られたように、人は本来、神の御言葉によってこそ養われ生きる者だからです。

今日、私たちは、御言葉と聖霊の導きによって、神の愛と真実を知ることができるようにされています。主イエスの十字架の贖いによって、全て主を信じる者に与えられている聖霊は、すべての真理に私たちを導いて下さいます(ヨハネ16:13)。私たちは、御言葉に対して耳を閉ざして「主のことばを聞くことのききん」を招くのではなく、御言葉を慕い求め(Ⅰペテロ2:2)、御言葉に聞く耳を持ちましょう。神の尽きることのない恵みの御言葉によって、日毎に養われてまいりましょう。

結 び

人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出るひとつひとつのことばによって生きる存在です。心を閉ざして「御言葉の飢饉」を招くのではなく、へりくだって御言葉に聞き、神の祝福と恵みを頂きましょう。

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