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『神の御言葉の確かさ』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 Ⅱペテロ1:16-21

はじめに

本日は、御言葉の確かさと御言葉に信頼する幸いを見てまいります。

Ⅰ.キリストの威光の目撃者

ペテロは、「主イエス・キリストの力と来臨」について、その真理をもう一度聖徒たちに思い起こさせ、信仰を奮い立たせようとしました。それは、偽教師たちによる主の再臨を否定する教えが(Ⅱペテロ3:4)、聖徒たちを不道徳な生活へと導くだけではなく、キリストから離れさせてしまう危険があったからでした。

ペテロは「キリストの威光の目撃者」です。主の再臨は人が「うまく考え出した作り話」ではなく、自分たちの変貌山での体験や主イエスご自身が語ったことに基づく確かなことです。さらに、聖書は、旧約時代の預言者たちや新約時代の使徒たちなどの実体験に基づき記された、信仰者たちの証しです。聖書の御言葉は、今も私たちを生かし、神との生きた交わりに導いてくださいます。生きて働いている御言葉の力と真実を、実体験させて頂きましょう。

Ⅱ.さらに確かな預言のみことば

主イエスの偉大な「威光を見た」ペテロは、「さらに確かな預言のみことばを持っています」と語ります。神が、預言者たちを通して語られた救い主の預言は、全て成就しました(ルカ18:31)。ペテロは「夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らすともしびとして」御言葉に「目を留める」べきことを教えています(Ⅱペテロ1:19)。

御言葉は、私たちが今はこの世の「暗い所」にあっても「夜明け」である主の再臨の日まで、足元を照らすともしびです。また、聖霊は私たちに主の御言葉を思い出させ、理解させてくださいます。御言葉なるともしびと聖霊の導きに従って歩むとき、闇の中でも決してつまずくことはありません。聖書の御言葉に堅く立ち、御霊に導かれて、主が再び来られる日を覚えながら歩み続けましょう。

Ⅲ.聖霊の助けによって

ペテロは、神の御言葉について警告しています。それは、「聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない」ということです(Ⅱペテロ1:20)。これは、聖書の預言が、「決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語った」ものだからです(Ⅱペテロ1:21)。

聖書の著者は神ご自身であり、実際に書いた人たちは聖書記者と呼ばれます。聖書記者たちは、聖霊の導き(霊感)を受けながら御言葉を記しました。「神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません」(Ⅰコリント2:11)とある通り、聖書や聖書の解き明かしは、御霊の助けなくして知ることはできません。霊の目と耳が開かれ、真理を悟ることができるように、聖霊の助けを祈りつつ、御言葉によって主の御心を知り、主の幸いを頂こうではありませんか。

結 び

ペテロは御言葉の確かさ、特に、キリストの再臨の確かさについて語ります。神の御言葉は私たちの日々の生活において、足元を照らすともしび、私の道の光です。この聖書によって心奮い立たせて頂き、主の日を目指す歩みを続けましょう。

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