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『信仰による祈り』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ヤコブ5:13-20

はじめに

2月は祈祷月間です。信仰による祈りについて見てまいります。

Ⅰ.祈りの勧め

ヤコブは、迫害の中にある聖徒たちに、主の再臨が近いことを覚えて、様々な困難に耐え忍んで、主を待ち望むようにと勧めました。そのために、祈るべきことを教えています。それは、逆境の苦しみの中でも、順境の喜びの中にあっても、いつも神に祈るようにというものです(ヤコブ5:13)。

祈りは、神に向かってなされるもので、神はどんな時にも、私たちが神のもとに来ること喜ばれます。その神との関係において、真の祝福に生きることができるのです。主イエスの十字架の贖いによって、父なる神は、求めるものには誰にでもその願いと祈りを聞いて下さるのです(ヨハネ16:23)。祈りの内に、神に近づこうではありませんか(ヤコブ4:8)。主は、いつも私たちと共におられるのですから(マタイ28:20)。

Ⅱ.祈りの力

初代教会は、苦しみの時も喜びの時も神に祈る教会でしたが、それと共に病む者のためにも祈る教会でした。ヤコブは、「信仰による祈りは、病む人を回復させます」と、祈りは教会に、そして人々に神の全能をもたらすことを教えています(ヤコブ5:14-15)。

ヤコブは、「義人の祈りは働くと、大きな力があります」(ヤコブ5:16)と語っています。「義人」とは、主イエスの十字架によって罪が赦され義とされた人、つまりキリスト者のことです。クリスチャンが、「少しも疑わずに、信じて願う」(ヤコブ1:6)なら、主はその祈りを聞いて、主の御心を成し遂げて下さいます。その結果は、人にとっては望ましいことではないかもしれません。しかし、父なる神は御子イエスをさえ惜しまないで、私たちの救いのために十字架の贖いを善しとされたお方です。「神がすべてのことを働かせて益としてくださること」(ローマ8:28)を信じて、全てを神に委ね祈り続けましょう。

Ⅲ.共に祈り合う

ヤコブは、「真理から迷い出た者」、すなわち信仰から迷い出た者を連れ戻す働きについて語っています(ヤコブ5:19)。信仰生活の中で、神を見失ってしまった人々も、悔い改めて主の元に立ち帰り、キリストを崇める生活に戻るならば、主の救いに与ることができるからです(Ⅰヨハネ1:9)。キリストの再臨が近づいていることを知る教会は、そうした人々のためにも祈るべきことを教えています。

私たちも、神の真理から迷い出ていないか目を覚ましているべきです。自分では正しく信仰の道を歩んでいると思っていても、いつしか神の真理から迷い出てしまうことがあるからです。いつも主に祈り、御言葉と御霊の導きを求め続けましょう。そのために、日々祈り、主にあって共に執り成し祈りあいましょう(Ⅰペテロ4:7-8)。

結 び

主は、聖徒の信仰による祈りを聞いておられ、御心に従って最善のものを与えてくださいます。主に信頼し、日々主を見上げ、主と交わり、共に祈り合い、いつ主が再び来られても良いように祈りの生活を続けましょう。

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