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『疑わず、信じて願いなさい』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ヤコブ1:5-11

はじめに

本日の聖書箇所から、神の知恵を求める幸いを見てまいります。

Ⅰ.神に祈り願い求めなさい

ヤコブは、迫害下にあるクリスチャンたちに、試練を喜ぶようにと語ります。それは、様々な試練を通して信仰がためされ、「何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者」となるからです(ヤコブ1:2)。このことを理解するために、神の知恵を求めなさいと勧めています(ヤコブ1:5)。

私たちの救いのために、御子をさえ惜しまず十字架の死に渡された父なる神は(ローマ8:32)、求める者には「だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる」(ヤコブ1:5)お方です。主イエスの御名によって、父なる神に何でも祈り願い求めることが許されているのですから、神の御心と知恵を求めようではありませんか。神はその願いを必ず聞いて下さるのです(マタイ18:19)。

Ⅱ.疑わず信じて祈りなさい

ヤコブは祈り願うとき、疑いや「二心」ではなく、信じて祈るべきことを教えています。「二心」とは、信じる心と信じない心の両方が同居している心のことです。それは、風に吹かれて揺れ動く海の波のように、神に祈っていながら、他に自分を守るものがあると聞けばそこに走って行き、安定を欠いてふらふらしているのと同じことです(ヤコブ1:6-8)。

私たちは二心ではなく、主を信じて祈っているでしょうか。自分は信じているか否かと、自分ばかり見るのではなく、祈るべきお方である主なる神をしっかり見上げましょう。主は私たちに天の御国の視点から見る知恵を与えてくださり、励ましと力を与えてくださるのです(Ⅰコリント10:13)。

Ⅲ.神の知恵キリストに望みを置く

ヤコブは、地上での貧富のことに触れながら、神はこの世の貧しい人たちを選んで信仰に富む者とし、神を愛する者に約束されている御国を相続する者としてくださったことを教えています(ヤコブ2:5)。

私たちは、主イエスの十字架の贖いによって、神の宝の民とされ、永遠の命と天の御国の世継ぎとされました。主によって、人生の豊かさは、地上のものによるのではなく、ただ神に信頼し、神に望みを置くことによってもたらされる霊的な祝福によることを知ったのです。これらの幸いは、信仰によって、神の知恵によって理解させて頂いたことです。この神の恵みと堅い導きを確信するためには、神の知恵そのものである主イエスを知ることが必要となります。日々、主イエスを仰ぎ望み、主と共に歩み続けましょう。

結 び

試練を喜びとさえ変える偉大な主の御業は、主を知ることから始まります。あらゆる霊的な知恵と理解力を頂くために、主に知恵を祈り願い求めましょう。主は、求める者にはだれにでも惜しみなく豊かに与えてくださるのですから。

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