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『神の言葉を後回しにせず』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 使徒6:1-7

はじめに

本日の聖書箇所から、初代教会に起こった問題が、かえって教会の成長につながったことを見てまいります。

Ⅰ.神のことを第一とする幸い

ペンテコステの日に誕生した教会には、救われる者たちが多く加えられていました。それ故に、群れの内外に様々な問題や戦いが生じたのです。具体的には、毎日のやもめの配給のことで問題が表面化しました(使徒6:1)。

使徒たちは、生じた問題を些細なこととして無視せず、問題の本質を見抜きながら、御言葉と祈りが優先される方法を取るようにと導かれました(使徒6:2-4)。様々な問題が起こるとき、私たちはあらゆる祝福と善きことの根源である主なる神のことを第一にしようではありませんか。「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33)。

Ⅱ.新たな働きに導かれる幸い

教会員による選挙と使徒たちの按手によって、七人の奉仕者が新たに立てられます。これによって、神の御言葉が広まって弟子の数が増えて行きました(使徒6:7)。教会は、「弟子たちがふえる」という状況の変化に代表される、これまでになかった新しい事態に直面して、御霊の知恵を頂きながら、新しい体制を整えたのです。

変化には、様々な痛みや軋轢などが伴います。しかし、キリストの命が充ち満ちている教会は、これまで誰も予期しなかった事態と問題を通った時、かえって成長し、前進をしていったのです。聖霊は、教会が「古い革袋」を捨て「新しい革袋」によって、主の恵みと愛の内に変革されていくよう、成長する力と志を与えてくださいます。なおも、聖霊に導かれて歩む幸いを期待しましょう。

Ⅲ.問題が起こるのは主の栄光を見る機会となる

教会が礼拝と御言葉の奉仕を第一とし、そのために奉仕者が立てられて一人ひとりが用いられていった時の結果が記されています。「こうして神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで、弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々に信仰に入った」(使徒6:1)のです。神の言葉は生きていて、あらゆる事柄に勝利させる偉大な力があるからです。

主なる神についてのことを第一とするとき、教会は主の命が溢れて力強く前進していくのです。教会も個人の生活にも、問題は必ず、しかも何度でも襲いかかってきます。初代教会の聖徒が、問題を踏み板のようにして飛躍して行ったように、現代の私たちも、様々な問題に信仰をもって取り組む中で、主は知恵を与え、解決を教えてくだることを覚えましょう。問題が起こったときには、主の偉大な栄光を見るチャンスとなることを信仰によって受けとめて行きましょう。

結 び

教会や個人においても、問題や困難は必ず起こるものです。私たちは、それらに振り回されて神の言葉を後回しにしてはなりません。むしろ、主を第一とすべきです。「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33

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