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『罪人を招かれるイエス』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 マタイ9:9-13

はじめに

本日は、罪人を招かれる主イエスの招きに応える幸いを見てまいります。

Ⅰ.主は私たちを招いておられる

マタイは取税人で、レビというのが本名でした(マルコ2:14)。当時の取税人は、ローマの役人の下にあって、権力をかさに着て同胞のユダヤ人から税金を取り立てていました。ですから、ユダヤ人にとっては国を裏切る売国奴であり、神の恵みを失った罪人として扱われていました。

主イエスは、取税所に座っているマタイを見て、「わたしについて来なさい」(マタイ9:9)と声をかけられました。主は人の心の深いところにある思いを知って答えを与えてくださるのです。今も主は、誰であってもその人のことをよくご存じの上で、「わたしについて来なさい」と神の救いに招いておられます。「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。」(ヘブル3:15)とある通り、主の御言葉に聞き従いましょう。

Ⅱ.主の救いを証しする

主イエスの招きに応えて従ったマタイは、人生の真の意味を見出し、主の救いを人々に伝える者となりました。彼は、自分がどのようにして主イエスに従ったかということより、主が自分にどのようなことをしてくださったかを伝えたのです。これが証しです。

主イエスを信じる者は誰でも、主の十字架の贖いによって、罪を赦されて神の子とされて、永遠の命に生きる者とされます。誰でも、信仰と神の恵みによって救いを頂けるのです。しかし、主が人を救われる方法は、ひとり一人異なります。主はその人に最もふさわしい方法で近づき、取り扱ってくださり、救いに導いてくださいます。救われた人の数だけ、証しがあります。あなたに与えられた救いの証しを、主が豊かに用いてくださることを覚えましょう。

Ⅲ.私たちを用いてくださる主

主イエスの救いを頂いたマタイは、その救いの喜びを同じ仲間や世から罪人とされている人々に伝えずにはいられませんでした。彼はイエスを招いて、宴会を開いて、主を証しする伝道の場を開いたのです。主もこの会に参加されて、喜びを共にしてくださいました(マタイ9:10)。

マタイは、以前の罪の自分から解放されましたが、以前のことを主のためにきよめて頂いて用いて、自分の仲間たちに主イエスを証ししたのです。「わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです」(マタイ9:13)と語られた主は、私たちを用いて神の救いのみ業を成してくださいます。主は、すべての人に賜物を与えられています。私たちがその賜物を用いて、一歩踏み出して行くなら、主は豊かに私たちを用いてくださることを覚えましょう。

結 び

主イエスは、「正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです」(マタイ9:13)。取税人のマタイのように、私たちも主の招きに応えて、与えられている賜物を主のために用いて、主を証しする者とさせて頂きましょう。

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