礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2020年礼拝メッセージ

『主の栄光を与えられた者』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 イザヤ42:1-9

はじめに

本日の聖書箇所から、その人にしか現すことのできない神から与えられている栄光について見てまいります。

Ⅰ.神の国は信じる者たちのただ中にある

主なる神は、背信のために滅びに向かうイスラエルに、預言者イザヤを通して救いを与える約束を繰り返して告げられます。救いをもたらす者は、神が喜び選んだ者で、神の霊を授けられた「しもべ」と呼ばれます。この救い主は、世の支配者たちとは異なり、愛とへりくだりによって救いをもたらすのです(イザヤ42:1-3)。この預言は後に成就して、イスラエルの民は捕囚から解放されます。しかし、この約束は当時のイスラエルの民だけに告げられたのではなく、全ての民への約束でもあります。

主イエスは、父なる神のみ心を行うため「すべての人を照らすまことの光」(ヨハネ1:9)として、罪の闇が覆っているこの世に来てくださいました。主は、私たち罪人を見捨てることをせず、むしろ罪人を招いて、その罪のために十字架で身代わりとなってくださいました。主イエスこそ、十字架の贖いによって、信じる者を誰でも救う道を開いてくださった神のしもべなのです。

Ⅱ.万軍の主の熱心がこれをする

イザヤの預言から約700年後、神の子、救い主イエスが神の「しもべ」として、私たちと同じ人となって世に来てくださいました(ピリピ2:8-11)。御子イエスの使命は、全ての人々がその十字架の贖いによって罪を赦され、神の民とされ、永遠の命を頂くことです(Ⅰテモテ1:15)。

主イエスの宣教活動は、預言の通り(イザヤ42:2)人の目には華々しいものではなく、無名の12人の弟子たちと生活を共にしながら神の国を宣べ伝えるというものでした。しかし、主はどんな困難や妨害に直面しても、与えられた使命を最後まで全うし、世に「公義」(神のご支配)を打ち立てられました(イザヤ42:4)。「万軍の主の熱心」は、約束されたことを必ず成し遂げてくださいます(イザヤ37:32)。今も変わることのない主に全信頼を置いて、主に委ねられた使命を果たさせて頂きましょう。

Ⅲ.神の栄光を現す

主は、「わたしは主、これがわたしの名。わたしの栄光を他の者に、わたしの栄誉を刻んだ像どもに与えはしない。」(イザヤ42:8)と語られました。主なる神の栄光を受け、それを現わされたのは主イエスだけです。他のどの偶像の神々も、十字架の贖いによる救いを完成させたものはありません。

主イエスを信じた者の内には、聖霊が住まわれています(Ⅰコリント6:19)。主イエスに与えられた神の栄光は、聖霊によって、私たちクリスチャンの内にも与えられているのです。キリスト者は、神に愛されているものであり、その人しか現すことのできない神の「栄光」が与えられています。「世界の光」とされた私たちは、あらゆる機会を用いて、その人しか現せない神の栄光を現させて頂きましょう。

結 び

主なる神は、ご自分の栄光を、神のしもべ主イエスが成し遂げられた十字架の救いによって現してくださいました。今は、主イエスを信じる者を通して神の栄光を現してくださっています。主のしもべとして、私たちも主から委ねられている賜物を用いて、神の栄光を現わすものとさせて頂きましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分