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『神の計画の確かさ』

説教:髙橋正人牧師

はじめに

本日の聖書箇所から、人の心には多くの計画がありますが、主のみ心だけが必ず成されるということを見ます。

Ⅰ.人の思いや計画を超えて働かれる主

イサクは年老いた時、主の言われたことに反して(創世記25:23)、長男のエサウを祝福して後継者にしようとします(創世記27:1-4)。妻のリベカは、夫の話を聞いて次男のヤコブに長子の権を与えるための計略を実行しました(創世記27:6-10)。ためらうヤコブに、リベカは「あなたののろいは私が受けます」とまで言うほどでした(創世記27:11-13)。

この人たちは皆、神のご計画は知ってはいましたが、神に委ねるのではなく、自分の考えや計画を優先させたのです。このような人の罪ゆえの行為の中においても、主はご自身のみ心を成し遂げられて、ヤコブがイスラエルの民の族長の一人とされるよう導かれたのです(ローマ9:6-18)。私たちは、神の御心に従って、主イエスによって神の民とされました。主のみ心を教えて頂いたのですから、その御心は必ず成ると信じて歩み続けましょう。

Ⅱ.神はあらゆる祝福の基である

エサウは、世の物質的な豊かさを求めたのであって、長子の権利という霊的祝福については、求めるどころか軽んじてさえいたのです(創世記25:33)。その結果、彼は「恵みから落ちる者」(ヘブル12:15)となったのです。

私たちは何を第一とし、何に根ざして物事を判断し、決定するでしょうか。私たちクリスチャンは、霊的な祝福を頂いているのですから、不注意になってはなりません。世のものは、一時的でその価値は常に変化し、また必ず消え失せてしまうものです。しかし、主にある霊的祝福は永遠に変わることなく、常に私たちを養い育み全てにおいて豊かにするのです。私たちは、決して求めるべきものの順序を間違ってはなりません。ヤコブのように、「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ」(創世記32:26)という信仰に立ち続け、主を第一に求めましょう。

Ⅲ.今も救いのご計画を成し続ける神

神の罪人を救うというご計画と約束は、人のあらゆる思惑や計画が渦巻く中であっても、必ず成し遂げられます。それはまず、主イエスの十字架において成されたことでした。当時、主イエスを直接十字架につけた人々は、自分たちの立場や考えをもって、主イエスを十字架にかけ、自分たちの思いを実現したと思ったのです。しかし、そこにおいて実際に実現したことは、父なる神の救いのみ業でした。御子イエスの十字架の贖いによって、すべての人が信仰によって救われるということです。

主は罪ある、弱い「土の器」である私たちに聖霊を与えて、罪の赦しを与え、永遠のいのちを与えるという約束を成し遂げてくださいました(Ⅱコリント4:7)。今も、救いの業を成し続けておられる主は、私たちを通して働かれています。どんな状況でも救いの恵みを頂いていることを感謝して、主の心を自分の心として、主イエスとその救いのみ業を証しして行きましょう。

結 び

人を用いて働かれる主は、人のさまざまな思惑や計画をも用いて、ご自身のご計画を成し遂げてくださいます(ローマ11:29)。御子イエスの十字架の贖いによって、人を救うという神のみ心は、今も継続しています。主のみ心を教えられた私たちは、常に、主をほめたたえ、主の救いを人々に証しして行きましょう。

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