礼拝説教

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『栄に満ちた喜び』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 Ⅰペテロ1:1-12

はじめに

本日は、全てのキリスト者があずかっている、栄えに満ちた喜びを見てまいります。

Ⅰ.「生ける望み」が与えられている幸い

この手紙は、ペテロが迫害下にあるクリスチャンたちを励ますために書き送ったものです。その冒頭で、主イエスの救いを頂き、主による新しい命に生きるようにされた者は、「生ける望み」を持っていると告げています。「生ける望み」とは、キリスト者に約束されている永遠の命のことです。主イエスは、全ての罪人の身代わりとなって十字架で死なれましたが、三日目によみがえられました。主の復活は、全てのキリスト者に、永遠の命が与えられることのしるしです(Ⅰコリント15:20)。

現代の私たちも、形は違っていても当時の迫害下の聖徒たちと同じ様に、様々な困難や恐れがあります。しかし、主の復活の命に生かされていること、そして「生ける望み」が与えられていることを覚えて、いかなる状況下でも信仰によって歩み続けさせて頂きましょう。

Ⅱ.天の「資産」を受け継ぐ者とされている幸い

クリスチャンに与えられているもう一つの幸いは、神の子とされて天の「資産を受け継ぐ者」とされていることです(Ⅰペテロ1:4)。さらに、この天の資産を受け継ぐために、「信仰により、神の御力によって守られて」いるということです(Ⅰペテロ1:5)。

キリストを信じる者であっても、心をくじいて信仰から引き離そうとしたり、絶望に陥れようとする試練や困難は襲いかかってきます。しかし、主はその偉大な御力と死をも打ち破る復活の命をもって、私たちを御国の世継とするために守り導いてくださいます。必ず与えると約束されている天に蓄えられている「資産」という報いを求めて、御言葉に堅く立ち、聖霊に導かれていることを覚えて信仰生活を続けて行きましょう。

Ⅲ.苦難とそれに続く神の栄光

ペテロは、「キリストの苦難とそれに続く栄光」(Ⅰペテロ1:10-11)を語ります。それは、主の十字架という苦難の後に、復活という神の偉大な栄光のみ業が表されたように、今、迫害下にある者にも、苦難の後には神の偉大な栄光と報いがあることを教えるためです。

主イエスは「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」(ヨハネ16:33)と語られました。私たちも、小アジアに散らされたクリスチャンたちのように、この世の寄留者のような者です。しかし、どんな試練や困難の中にあっても、栄光の主が共にいてくださり、私たちに御言葉と聖霊を通して語りかけ、信仰の勝利者として歩ませてくださることを覚えましょう。主にある望みを抱いて喜び、患難に耐え、御国を目指して歩み続けましょう。

結 び

小アジアに散らされたクリスチャンたちは、迫害や困難の中で、主の救いに預かり、永遠の望みを信じて歩み続けました。今日の私たちクリスチャンも、当時とは違った形で苦難や問題に遭います。しかし、主イエスという大きな希望は変わることなく、確かに与えられるのですから、主を喜んで歩み続けましょう。

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