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『罪をおおわれる幸い』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ヨハネ5:1-18

はじめに

本日は、ベテスダの池で主のあわれみをいただいた人を見てまいります。

Ⅰ.主イエスの問いかけ

主イエスは、ベテスダという池で38年もの間、病気で伏せっている人に「良くなりたいか」と問われます。この人は即座に「はい」とは答えず、自分の状況を話しましたが(ヨハネ5:6-7)、そこに長い年月の間に希望を失った人の姿を見ることができます。主の問いは、この人があきらめて失っていた「良くなりたい」という希望を、再び引き起こすものでした。

私たちも、問題や苦難が長引くほどに、「良くなりたいか」と問われても、素直に「はい」と答えられないことがあるのではないでしょうか。主は、そのような私たちに語りかけ、あきらめないで主に願い求めるように導いておられます。失望せずに、主に信頼し祈り願い求めるとき、主は解決を与えてくださるのですから(マルコ11:24)。

Ⅱ.主イエスの命令

主はこの病人に、「起きて、床を取り上げて歩きなさい」と命じました(ヨハネ5:8)。この人は、「池の中に私を入れてください」とか、無理ですとは言わずに、直ぐに主の言葉に従って、自らの足で立ち上がろうとして癒やされて歩き出したのです(ヨハネ5:9)。

この人は、自分の現実を十分知っていましたが、主の命令を聞いて従ったのです。私たちも、主の御言葉を聞いて、それに従って行動するときに、その御言葉の力を体験するのです。主なる神は、私たちの信仰を見たいのです。主の御言葉を聞いたなら、信じて従おうではありませんか。主を信じて御言葉に従う時、御言葉に伴うしるしと不思議を体験するのです。

Ⅲ.主イエスと共に歩み続けよ

主イエスによって病を癒やされた人は、自分を癒やした者が誰であるのか知りませんでした。しかし、後になって、主イエスご自身が宮の中で彼を見つけて、「あなたはよくなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないともっと悪い事があなたの身に起こるから。」(ヨハネ5:14)と語られたのです。このことは、肉体は癒やされても、信仰をもって主と共に歩み続けることの大切さを教えています。

私たちは、主イエス・キリストの十字架の贖いによって、罪赦され神の前に義なる者とされました。神を信じる者とされた恵みをもって、主に信頼し、主と共に歩み続けましょう。主なる神は、いかなる時にも、あらゆる祝福と恵みをもって私たちを養ってくださるのですから。

結 び

主イエスは、38年もの間、病を患っていた人を癒やされました。この癒やしは、肉体の癒やしにとどまらず、救い主を知ることの大きな幸いを与えています。主は私たちにも「起きて、床を取り上げて歩きなさい」と語っておられます。御言葉を聞いたなら、それに直ちに従おうではありませんか。

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