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『罪をおおわれる幸い』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ローマ4:1-12

はじめに

本日は、信仰によって義とされ、救いを頂く幸いについて見てまいります。

Ⅰ.アブラハムの信仰

パウロは、人が神に義とされ、救われるのは行いによってではなく、信仰によることを、自分たちの信仰の父アブラハムのことを挙げて教えます(ローマ4:3創世記15:6)。アブラハムは、「あなたを大いなる国民とする」という神の約束を受けて、行き先を知らずに旅立ちました(創世記12:2)。また、子どもが与えられていない時に、空の星を見せられて、「あなたの子孫はこのようになる」(創世記15:5)という御言葉を信じました。さらには、神の御言葉に従って、モリヤの地で一人子イサクを捧げよとの命令に従いました(創世記22章)。

アブラハムの信仰は、「何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じる」(ローマ4:5)ということでした。私たちは、主イエスを信じて、神に義なる者とされ救いを頂いたことを感謝しましょう。また、信仰によって救いを頂くのですから、主の招きに応えて、信仰をもって主イエスを心に迎え入れましょう。

Ⅱ.ダビデの信仰

パウロは次に、「ダビデもまた、行いとは別の道で神によって義と認められる人の幸い」(ローマ4:6、詩篇32篇)を教えます。ダビデは取り返しの付かない罪を犯してしまった時(Ⅱサムエル12章)、「行いとは別の道で神によって義と認められる」ことを幸いと述べています。それは、神の恵みと憐れみによって、罪を覆われて義と認められるということです(ローマ4:6)。

父なる神は、人の罪を覆い、義とするために「罪を知らない方(主イエス)を、私たちの代わりに罪とされ」、信じる者たちが、「この方にあって、神の義となるため」(Ⅱコリント5:21)の救いの道を用意してくださったのです。だれでもこの救いを頂くことができるのです。聖書は約束しています、「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。」(ローマ10:9)と。

Ⅲ.私たちの信仰

聖書は、アブラハムが信仰によって「義とみなされた」のは、彼のためだけではなく、後に続く聖徒たちのためでもあると語っています。アブラハムもダビデも、まだ見ていない救い主を、信仰によって遙か昔にすでに見ていたのです。彼らは、信仰によって、神は約束を必ず成就し、死者をよみがえらせ、罪ある者を赦して救いを与え、御国の民とするということなどを、信じて待ち望んだのです(ヘブル11:13)。

私たちは今、主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じるなら、その信仰によって義とされ、救いを頂くことができるのです(ローマ4:23-24)。聖霊は、私たちに主イエスを証ししてくださり、御言葉によって導いてくださっています。主イエスを仰ぎ望みながら、信仰の歩みを続けましょう。また、ただ一人の救い主であるイエス・キリストを、機会ある毎に人々に証しして行きましょう。

結 び

神の救いは、主イエスを信じることによってのみ与えらます。信仰の先人達は、決して、自分の「信仰に基づく業や善い行い」で、神に義と認められたのではありませんでした。私たちも、旧約聖書の信仰者たちのように、神の約束と御言葉を堅く信じ、神に信頼して歩み続けましょう。

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