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『信仰によって生きよ』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ハバクク2:1-4

はじめに

本日の聖書箇所から、「信仰によって生きよ」という主の言葉を見てまいります。

Ⅰ.神はすでに祈りを聞かれている

ハバククは、紀元前600年頃、捕囚を間近にしたユダの王ヨヤキム時代の預言者でした。彼は、不法がはびこり、神の律法さえ無視されているような混迷を究める時代に(ハバクク1:3-4)、神による秩序の回復を願って祈り続けた預言者です。ハバククには、祈っても事態が一向に変わらないように見えたようです。しかし、神は彼の祈りを聞いていること、そして御自身がすでに働いておられることを告げたのです。

ハバククの経験は、私たちも祈り続ける時に体験することでしょう。事態が何も変化していないと思える時でも、主は祈りや願いをご存じで、すでに事を始めて下さっているのです。主イエスは、「父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」(マタイ6:8)と語られました。主に祈り続けましょう。主は必ず祈りの答えを与えてくださるのですから(ヨハネ16:23)。

Ⅱ.義人は信仰によって生きる

ハバククの訴えは、ユダ王国についても、またさばきのために用いられるカルデヤや別の帝国にしても、そこに神の正しいさばきはあるのでしょうか、というものでした。主は幻をもって彼に答えます。神はすでに、究極的な救いである「定めの時」、「終わり」に向かって進み続けていること。ゆえに、その備えのために、神の前に「正しい人」になるべきことを求めているということです(ハバクク2:3-4)。

神の求めておられる「正しさ」とは、信仰によって生きることです。後に、父なる神は、ひとり子イエスを世に遣わされました。主イエスの十字架の贖いによって、全ての人が信仰によって救われるという道が開かれたのです。主イエスを信じる者は誰でも、信仰によって神の救いを頂き、真の命に生きる者とされるのです(ローマ10:13)。私たちは、救いを頂き、復活の命に生かされているのですから、ますます主イエスと共に歩み続けようではありませんか。

Ⅲ.神の御心は、全ての人が救いを頂くこと

ハバククに語られた「定めの時」、「終わりについて」とは、近くはバビロン捕囚からの解放であり、後の救い主の誕生、そして最終的には主イエスの再臨の時のことを示しています。

父なる神は、御子イエスをすでに滅んだユダ王国のダビデの血統から生まれさせて下さり、救いの約束を実現して下さいました。そのことは、イスラエルという一民族が望んだ国の復興を実現するためだけではありません。イスラエルという神の民を通して、主イエスの十字架の贖いの業によって、全ての人の罪を赦し、救い、祝福して神の民とすることを成し遂げるためでした。神が望まれることは、「すべての人が救われて、真理を知るようになることです」(Ⅰテモテ2:4)。主イエスを信じる信仰によって、私たちは神の前に義とされていることを感謝しましょう。日々、主と共に、聖霊に導かれ、御言葉に教えられ続け、救い主イエスを宣べ伝えて行きましょう。

結 び

ハバククは、神に正しいさばきを願って祈り続けました。神はその祈りを聞いておられ、すでに救いのご計画を始めておられました。祈りは聞かれています。それは、神を信じる者は、信仰によって神の前に義とされ、神の民とされているからです。この主なる神に、全信頼を置いて歩み続けましょう。

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