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『みこころのとおりに』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ルカ22:39-46

はじめに

本日は、棕櫚の主日礼拝です。ウイルス感染症の拡大による社会不安が世界中に拡がっている中、主のゲツセマネでの姿を通して、主を見上げる信仰に立たせて頂きましょう。

Ⅰ.誘惑に陥らないように祈りなさい

主イエスは、弟子たちとの最後の晩餐の後、いつものようにオリーブ山に祈るために行かれました。その祈りの時、主は弟子たちに「誘惑に陥らないように祈っていなさい」(ルカ22:40,46)と語られました。それは、主はこの後の十字架によって、弟子たちの信仰が試みられ、主を裏切ってしまうことを知っていたからでした。

誘惑に陥らない最善の方法は、主との日常的な交わりを保ち続けることです。祈りは、主との生きた交わりです。主は約束されました、「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいる」(マタイ18:19)と。主が共におられるなら、主が私たちに語られ、思いを起こさせて、あらゆる誘惑に打ち勝って信仰を守り抜くことができるように導いてくださるからです。

Ⅱ.主に信頼し続ける

主イエスの語りかけにもかかわらず、弟子たちは「悲しみの果てに、眠り込んでしまっていた」(ルカ22:45)のです。弟子たちは、試みられて信仰の危機に直面することを恐れていたと考えられます(ルカ22:31)。この弟子たちの姿は、試練の中で誘惑に陥り、祈りを失ってしまう私たちの姿を表していると言えます。

この様な弟子たち、また私たちに対して、主はご自身の誘惑に打ち勝つ祈りを示してくださいました。それは、自分の思いを優先するのではなく、神の「みこころのとおりにしてください」(ルカ22:42)という、主に対する徹底的な信頼です。主に信頼するものを、主は必ずそのみ手をもって支え、恵みを与えてくださるのです(詩篇32:10)。

Ⅲ.祈りで勝利された主イエス

ルカ福音書は、主イエスが試練の苦しみの中で、「みこころのとおりにしてください。」(ルカ22:42)と祈られた姿を教えています。これは、とても激しい祈りであり誘惑との戦いですが(ルカ22:44)、主は私たちに先だって、この祈りの戦いを勝利してくださいました。そして、十字架によって全ての罪人を救うという、父なる神の御心を成し遂げてくださいました。

今、私たちは、様々な試練や苦しみが襲ってきて、「主を知らない」と言ってしまいそうになる誘惑にさらされているかもしれません。しかし、父なる神に執り成し、私たちに代わって十字架にかかってくださった主イエスを仰ぎ、御子を復活させてくださった父なる神の愛に信頼して、今週も主と共に歩み続けましょう。

結 び

主イエスは、十字架を前にして、祈りの戦いを戦い抜いてくださいました。主の十字架の贖いによって、私たちは神の民とされました。主の復活の命に生かされていることを覚えて、今週も主との交わりを密にして立ち上がらせて頂き、遣わされて行きましょう。皆様の上に、主の力強い守りと導きをお祈りいたします。

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