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『小さい群れよ、恐れるな』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ルカ12:22-34

はじめに

本日は、主イエスが力強く、「恐れるな」と語られたことを見てまいります。

Ⅰ.恐れるな、主は私たちの歩みをご存じである

主イエスは、何度も「恐れるな」と命じられました。それは、人々が自分の命のことで、何を食べ、何を飲んだらよいのかと気に病んで恐れを抱いていたからでした(ルカ12:22,29)。

主イエスは、烏や野の草でさえも生かし養っている神は、ましてや人によくしてくださらないことはないと教えます(ルカ12:24-28)。神は私たちのすべての恐れや思い煩いに先だって、毎日の歩みに心を配ってくださっているのです。その父なる神の愛は、罪人である私たちの救いのために、ひとり子イエスをさえ惜しまずに与えてくださったことに示されています(ローマ8:32)。私たちは、神の偉大な愛の中に毎日生かされていることを覚えて、主に感謝し、信頼して歩み続けようではありませんか。

Ⅱ.恐れるな、主は御国を与えると約束されている

私たちが神を認めず、この世のもので安心を得ようとするなら、「愚かな金持」(ルカ12:16-21)のたとえのように、恐れや不安から解放されることはありません。全てこの世のものは、過ぎ去り無くなるからです。

主なる神は、私たちに永遠に朽ちることのない真の命を与え、養い導いてくださいます(Ⅰペテロ1:4)。それは、主のみ心が、主を信じる者が永遠の命を受けて御国の世継ぎとなること、そして主と共にその命に豊かに生き続けることだからです(ヨハネ3:166:39-40)。

父なる神は、私たちの必要を知って、それを備え与えてくださるお方です。それゆえに、主イエスは「神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます」(ルカ12:31)と語ります。私たちは、主の「恐れることはない。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。」との約束を堅く信じて、主のみ心を求めて歩み続けましょう。

Ⅲ.恐れるな、主の勝利を証しする者たち

私たちの「恐れ」は、本当に畏れるべき神を見失い、その恵みの支配を認めないことから来ています。主イエスはそれらの者たちを「信仰の薄い者たち」と呼ばれました。しかし、「信仰の薄い者」である私たちに、「恐れるな」と語りかけ、恐れを除き去るために、神は御子イエスを遣わされました。主イエスの十字架の死と復活は、私たちの究極の「恐れ」である死に対する勝利宣言です(Ⅰコリント15:55)。

「恐れるな」という言葉は、「逃げるな」という意味があります。私たちの全ての思い煩いに先立って、死に打ち勝ってくださった主の勝利と、恐れを克服する神の愛が注がれていることを覚えて、今置かれている所に踏みとどまり、主イエスの勝利を証しさせて頂きましょう。

結 び

主イエスは、私たちに、また教会に「小さな群れよ、恐れるな。」と語り、「あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」と約束してくださいました。私たちは、主イエスの十字架の死と復活によって、死の「恐れ」からも解放されたのです。主に感謝し、今置かれている所で、主の栄光を表す者とさせて頂きましょう。

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