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『新しく生まれるために』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ヨハネ3:1-15

はじめに

本日は、主イエスとニコデモの会話から、永遠の命について見てまいります。

Ⅰ.「神の国を見る」とは、永遠の命を頂くこと

宗教的、社会的指導者であるニコデモは、人の真の救いや国の平和を真剣に求めていた人でした。彼は、主イエスのもとに来て「私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。」(ヨハネ3:2)と告白します。これに対して、主は「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ3:3)と答えました。

「神の国を見る」とは、永遠の命を頂くとか、神の救いを受けるということです。主は十字架の贖いによって、父なる神と人との隔ての壁を打ち壊してくださり、真の救い、平安を与えてくださったのです(エペソ2:14)。主の平安は、「世が与えるのとは違って」、いかなる状況にも左右されるものではありません。主の救いを頂いた私たちは、どんな場合にも心を騒がせないで、主に信頼してまいりましょう(ヨハネ14:27)。

Ⅱ.新しく生まれる

ニコデモは、「新しく生まれる」ことを、肉体的な誕生としか理解できませんでした(ヨハネ3:4)。「新しく生まれる」とは、神によって「霊において生まれる」ということです。具体的には、御言葉と聖霊によって罪を悔い改めて主イエスが救い主であることを信じることです。

聖霊は、御言葉を思い起こさせ、主イエスを証しして、信仰へと導いてくださいます(ヨハネ14:2615:26)。また、「新しく生まれた」者は、復活の主の命に生かされ、聖霊が常に私たちと共にいてくださいます(ガラテヤ2:20)。私たちの内に住まわれる聖霊は、「私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たに」(Ⅱコリント4:16)してくださり、「内なる人を強くして」(エペソ3:16)くださるのです。

Ⅲ.永遠のいのちを持つため

主イエスは、人が「永遠のいのち」を受けるために、ご自身が十字架にかかることを語られます。それを理解できるように、旧約聖書の史実をもとにして説明しました(ヨハネ3:14)。それは、イスラエルの民が出エジプトの時に、荒野で神につぶやいた民の罪が、モーセが掲げた青銅の蛇を見上げたことで赦されるというものでした(民数記21:4-9)。同じように、私たちの罪のために身代わりとなって十字架にかかって死なれた主イエス・キリストを仰ぎ見る者は救われるのです。すでに主の救いを頂いている聖徒は、まだ信じていない方々のために、主イエスを知ることができるように執り成しの祈りを捧げましょう。

結 び

「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ3:3)全ての人は、御言葉によって、また聖霊によらなければ主イエスの救いを体験することはできません(Ⅰコリント2:14)。救霊のため、御言葉を伝え執り成しの祈りを捧げ続けましょう。

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