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『時が良くても悪くても』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 Ⅱテモテ4:1-5

はじめに

本日の聖会で、パウロが人生の最後に、霊の子テモテに命じた言葉を、私たちにも語られた言葉として見てまいりましょう。

Ⅰ.みことばを宣べ伝えなさい

パウロは獄中で、この世を去る時が間近に迫っていることを知って、信仰による息子テモテに「みことばを宣べ伝えなさい」と命じました(Ⅱテモテ4:2)。それは、神の御言葉だけが人を救い、霊的に成長させ、御国を継ぐ者にふさわしい者とするからです。

御言葉を語る者がいなければ、だれも神の救いや主イエスも知ることができません(ローマ10:14-15)。パウロがテモテに最後の言葉を語った以上に、主なる神は御言葉を伝える者を呼んでいます。主の救いを頂いた全ての聖徒は、キリストの証人とされていることをおぼえて、どんな時でも主イエスを証しする者とさせて頂きましょう。

Ⅱ.真理から耳をそむける時代だから

パウロは、御言葉を宣べ伝えるもう一つの理由を述べます。終わりの時代が近づくにつれて、人は神よりも「自分を愛し」(Ⅱテモテ3:2)、自分に都合の良いことだけを求めて、「真理から耳をそむける」ようになるからです(Ⅱテモテ4:3-4)。

主の教えは、世の教えとは全く逆のものが多くあります(例えば、マタイ16:25等)。また、「キリスト・イエスにあって敬虔に生きようと願う者はみな、迫害を受ける」(Ⅱテモテ3:12)とも教えています。救いは、主なる神からしか与えられません。私たちは、どのような場合にも慎み、困難に耐え、キリストの証人として、御言葉に堅く立ち、聖霊の導きに従って歩み続け、主イエスを証ししましょう。「いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしましょう」(ヘブル10:25)。

Ⅲ.自分の務めを十分に果す

パウロはテモテに、御言葉を宣べ伝えることが、神から与えられた使命であることを告げました。テモテが福音宣教者として、あるいは牧会者として、どれだけの能力や知恵があったかは問題ではありません。主が与えてくださった使命である、「みことばを宣べ伝えること」が第一なのです。神の召命と賜物は、変わることがないからです(ローマ11:29)。

パウロは世を去る直前に、霊の子テモテに、時が良くても悪くても「みことばを宣べ伝えなさい」と命じました。御言葉だけが、主イエスを知らせ、人を救い、主との歩みを導いてくださるからです。主の救いを頂いた私たちは、この救い主イエス・キリストをどんな時でも御霊によって力の限り宣べ伝えましょう。

結 び

私たちは、主イエスの十字架の贖いによって罪から解放され、主の永遠の命に生きる者とされました。今、主と共に歩み続ける幸いに生き、私たちを通して救い主イエス・キリストが現されることを祈り願い続けましょう。

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