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『神を宣べ伝えるため』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 Ⅰペテロ2:9-12

はじめに

本日は、主イエスを信じる信仰によって、神の民とされた幸いについてみてまいります。

Ⅰ.神に選ばれた民

ペテロは、クリスチャンは全て、神に「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民」(Ⅰペテロ2:9)であると語ります。これらは、神の選びの民であるイスラエル民族に言われていたことですが、主イエスの十字架の贖いによって、今や主を信じる全ての者が神の民とされたのです。

私たちがこの様な特権を神から頂いたのは、御子イエス・キリストの十字架の贖いによるのです。それは、父なる神のみ心が「すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられる」(Ⅰテモテ2:4)からです。私たちは、神の一方的な憐れみと恵みによって神の民とされたことを感謝して、神の民として「りっぱにふるまい」、(神の恵みが生活に表れること)日々主イエスと共に歩み続けましょう。

Ⅱ.神の民として生きる

主イエスによって救いを頂いた私たちは、神に選ばれた民とされただけではありません。聖書は、キリストによって神の民とされた者は、キリストがその人の内に生きておられることを教えています(ガラテヤ2:20)。

私たちは、以前は自分の罪過と罪との中に死んでいた者でしたが、主のあわれみによって、キリストとともに生きるものと変えられたのです(エペソ2:1-6)。主イエスは、信じる全ての者に復活の命を与えて、人を死から命へ、闇の中から光へと移してくださいます。ですから、いま目に見えるところが絶望的な状況にあっても、主を仰ぎ望んで、主を信じて歩み続けましょう。主は、人知を遥かに超えた偉大なみ業を現してくださるのですから(ローマ8:28)。

Ⅲ.神のすばらしいみわざを宣べ伝える

当時の多くのキリスト者たちは、クリスチャンであるということで悪人呼ばわりされたり厳しい迫害を受けていました。ペテロは、そのようなクリスチャンたちに、置かれている所で、主と共に生きて「りっぱにふるまう」なら、「おとずれの日」に、それが人々への証しとなることを教えています(Ⅰペテロ2:12)。

「おとずれの日」とは、主イエスの再臨を意味すると共に、神に敵対していた人たちが神を信じてほめたたえるようになる日のことをも意味しています。それがいつなのかは、私たちには明らかにされていません。しかし、主はその日、その時を確かに用意してくださっています。私たちは、主の「おとずれの日」を待ち望みながら、「りっぱな」信仰生活に励みつつ、時が良くても悪くても御言葉を宣べ伝えてまいりましょう。

結 び

ペテロは、厳しい迫害下にあるクリスチャンたちを励ましました。それは、現代の私たちにも語られていることです。主の十字架の贖いによって、神の民とされたことを感謝して、神の民にふさわしく生きましょう。私たちの信仰生活は、周りの人々、迫害する者や悪人呼ばわりする人々に対してさえ証しとなるということを覚えて、主イエスを仰ぎ望みつつ、聖霊に導かれ歩み続けましょう。

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