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『神の目が注がれている』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 エズラ5:1-17

はじめに

2020年、明けましておめでとうございます。本日は、神の目はいつも私たちに注がれていることをみます。

Ⅰ.聖霊と御言葉によって覚醒される

捕囚から帰還したイスラエルの民の神殿再建は、妨害で16年間中断されます。その間に、民は神を礼拝することよりも自分たちの生活を第一にするようになっていました。主なる神は、預言者ハガイとゼカリヤを通して、民の霊的覚醒を呼び起こされます(ハガイ1:2-10)。

最初に御言葉に応答したのは、ゼルバベルとヨシュアの二人でした(エズラ5:2)。しかし、主が共におられたので、その霊的覚醒はやがてユダヤ全体に広がって、神殿再建を成し遂げさせたのです。聖霊は御言葉を通して、民の霊的な目を醒まさせ、力強く人々を動かして事を行わせてくださるのです(ピリピ2:13)。

Ⅱ.神の目が注がれているから

神殿再建工事の再開と共に、妨害も再開されます。ペルシャの地方を管理する総督タテナイたちは、神殿建設を知って、工事を中止させようとします(エズラ5:3-4)。しかし、「ユダヤ人たちの長老たちの上には神の目が注がれていた」(エズラ5:5)ので、工事は中断させられることはありませんでした。

この世においては、私たちの信仰を壊そうとする動きが多くあります。しかし、主の目は常に神を畏れる者たちに注がれています(Ⅰペテロ3:12)。ですから、例え主のために苦しむことがあるにしても、脅かしを恐れたり、心を動揺させたりするのではなく、主が見て知っておられることを信じて主に信頼しましょう。さらに、私たちの「うちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意」をしようではありませんか(Ⅰペテロ3:14-16)。

Ⅲ.キリストを証しする

総督たちの質問に対する長老たちの答えは、神への背信への悔い改めと、信仰告白でした(エズラ5:11-17)。後に、神殿再建は、ペルシャのクロス王の命令であることが確認されます(エズラ6:2-12)。御言葉に動かされ、神の御心に生きる者は、危機の中において、その証言がかえって信仰告白の機会として用いられます。そこに、「神の目が注がれて」いるからです。

私たちの前にも多くの瓦礫の山があり、何をすべきかさえ分からなくなることがあります。また、反対や妨害によって、やる気力さえ失われることもがあります。そのような時こそ、主の御言葉に耳を傾け、御霊の「かすかな細い声」を聞こうではありませんか。私たちを奮い立たせることができるのは、聖霊であり神の御言葉です。そればかりではなく、私たちに常に目を注がれている主は、私たちを通して主の栄光を証しする機会を与えてくださるのですから。

結 び

神殿再建は、妨害によって長い間中断していましたが、主の目は民に注がれ続けていました。主は御言葉をもって、神殿が完成するまで、民を励まし続けました。今、私たちの内には聖霊がいつも共におられて、御言葉を思い起こさせ、こころざしをあたえて実現へと導いてくださいます。今年も、神の民として、御言葉に励まされ、支えられ、御霊によって歩み続けてまいりましょう。

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