礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2019年礼拝メッセージ

『神の福音は全ての人へ』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 使徒10:1-33

はじめに

本日は、人の考えや思いを超えた主の示されることに従う幸いについてみてまいります。

Ⅰ.人の考えを超えた主の働き

主は、カイザリヤに住むコルネリオに、ヨッパのペテロを迎えるように語られます(使徒10:3-6)。彼は、ヨッパにいるペテロを招く理由や目的を知らされていませんでしたが、即座に主の御言葉に従いました(使徒10:7-8)。当時、異邦人とユダヤ人が交わりを持つと言うことは、あり得ないことでした。しかし、主が働かれて、異邦人とユダヤ人の隔ての壁が崩され、福音が異邦人にも伝えられることになったのです。

主の御業は、私たち人の思いやこれまでの経験を超えて成し遂げられるのです。主は、主の御業のために立ち上がり従う者を求めておられます(Ⅱ歴代誌16:9)。御言葉を聞いたなら、信仰をもって応え従ってまいりましょう。

Ⅱ.主は全ての人が救われることを望んでいる

主は、ペテロにも幻を示されました(使徒10:11-13)。主が示されたことは、ペテロにとっては律法に従わないことで、この幻の意味をすぐには理解できませんでした。そんなペテロに、主は「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない」と語られました(使徒10:15)。

ペテロはその後、コルネリオに遣わされた人たちが来たことによって、主が示された幻は、食べ物のことではなくて、異邦人のことを示していると悟りました。ペテロは今までと全く違って、ユダヤ人も異邦人も、主イエスの十字架によって、一切の罪を赦された同じ人間であることを知ったのです(使徒10:25-26)。言い換えるなら、異邦人もユダヤ人同様に、神は救われることを望んでおられるという御心をはっきりと理解したのです。主イエスの十字架の贖いによって、誰でも信仰によって救われるという恵みをいただいたことを覚えて、主の救い受け取り、また、主の救いを宣べ伝えて行きましょう。

Ⅲ.主の御言葉に従い、聖霊に導かれる

ペテロが、異邦人に福音を伝えるようになったのは、聖霊の働きによることでした。主は、ペテロやコルネリオに働かれたように、これまで人が考えて定めた既存の枠組みを超えて働かれるのです(イザヤ43:19)。

人を救いに導くのは、主の御業です。ペテロもコルネリオも共に、自分には有り得ないことを受け入れて主に従っただけでした。私たちも主の御声を聞いたなら、主の御心を知ったなら、御言葉に従い、主の御心を自分の心として、主に従ってまいりましょう。

結 び

主の御心は、全ての人が救われることです(Ⅰテモテ2:4)。主は時に、人の思いやこれまで経験を超えて、その御業をなされることがあります。主の語られること、御霊が導くことに従うとき、主の偉大な御業が拡大され、恵みを体験させていただけるのです。私たちを用いようとされる主の語りかけを聞いて従い、聖霊の導きに応える歩みを続けましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分