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『聖霊に助けられて』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 ローマ7:1-6,14-25

はじめに

本日は、律法とクリスチャンの関係についてみてまいります。

Ⅰ.キリスト者は文字ではなく、御霊に仕える者

パウロは、クリスチャンは「律法の下にはなく、恵みの下にある」(ローマ6:14)と語りました。主につくバプテスマ(洗礼)を受けた者は全て、古い罪の自分に死んで、新しい主の復活の命に生きる者とされたからです(ローマ6:3-4)。「律法が人に対して権限を持つのは、その人の生きている期間だけ」(ローマ7:1)です。

主イエスの恵みの下にある聖徒は、「墨によってではなく、生ける神の御霊によって書かれ、石の板にではなく、人の心の板に書かれた」(Ⅱコリント3:3)新しい律法に生きる者とされたのです。律法は人にさばきをもたらしますが、御霊は人を生かすお方です(Ⅱコリント3:6)。主イエスの十字架の贖いによって、人は律法の行いに拠って救われるのではなく、主イエスを信じる信仰によって救われるのです。主イエスの十字架による新しい契約、すなわち救いの恵みに仕える者とされた幸いを覚えましょう。

Ⅱ.愛は全ての律法を全うする

パウロは、キリスト者が「律法の下にはない」と言いましたが(ローマ6:14)、これは律法が無効だということではありません。罪に死んで新しい命に生きる聖徒には、律法以上の主イエスの戒めがあると言っているのです。

主イエスは、律法の真髄を「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」と語られ、「律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」(マタイ22:37-40)と教えています。「愛は律法を全うします」(ローマ13:10)。日々、御言葉と内に住まわれる聖霊に導かれて、主の愛に応えて歩み続けましょう。

Ⅲ.律法ではなく、主の恵みに生かされる幸い

パウロは、主に出会う以前は、律法を厳格に守ることに生きていました。そのために、主イエスを信じる信仰によって救われると教えているキリスト者を滅ぼすことは、神のみ心に添うこととして、教会を迫害していました。しかし、彼は復活の主イエスと出会い、主の救いを知ったとき、律法を全うしようとしていながら、かえって罪に縛られ、主のみ心に反することを行っていたことに気がつかされ、「私は、ほんとうにみじめな人間です」と語りました(ローマ7:24)。

聖霊は、パウロに働いて彼の霊の目を開き、信仰を与え、彼を主の新しい命に生きる者として下さいました。今も聖霊の助けが与えられる時、人は自分が罪に支配されていることに気づかされると同時に、十字架の死と復活によって罪を赦され、救いを与えて下さった主イエスの恵みに目を開かれ、感謝して生きる者とされるのです。聖霊によって主イエスを知り、律法ではなく、主の恵みに生かされたことを感謝し、なおいっそう主と共に歩み続けましょう。

結 び

主イエスの十字架の贖いによって、人が主の救いを受けるのは、律法の行いに拠るのではなく、主イエスを信じる信仰によるのです。「石の板」にではなく、聖霊によって「人の心の板」に書かれた新しい主イエスの戒めに生きる者とされたことを感謝し、主と共に歩み続けましょう。

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