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『命の川の流れ』

説教:髙橋 正人師

はじめに

本日は、エゼキエルが見た幻から、聖霊の働きの拡大について見ます。

Ⅰ.主なる神の御許から遣わされた聖霊

エゼキエルは、「水が神殿の敷居の下から東のほうへと流れ出ていた」(エゼキエル47:1)という幻を見ます。神殿は主がおられる所であり、そこから聖霊の働きが始まります。主イエスは、十字架の贖いの業を完成されて後、天に昇られて、父なる神の右に座されました(エペソ1:20)。それから後、聖霊が弟子たちに与えられたのがペンテコステの日でした(使徒2:1-4)。

今日、聖霊は神の御座から流れ出て、全ての聖徒の内に住まわれ、聖徒たちは神の宮とされています(Ⅰコリント3:16)。主は私たちを通して、聖霊を溢れ流れさせて、主の働きを成し続けてくださっています。日々、聖霊を迎え入れて、主に仕えて行きましょう。

Ⅱ.拡大し続ける聖霊の働き

エゼキエルは、神殿から流れ下る川の流れに沿って進みました。1千キュビト(約440~450m)進むごとに水深を測ると、最初は足首までの高さでしたが、ひざ、腰、ついには渡ることのできない泳げるほどの川になりました(エゼキエル47:1-7)。

それから約600年後のペンテコステの日に、聖霊は小さな群れであった弟子たちに降り、教会が生まれて、宣教の働きが始まりました。その働きは、時代を超えて世界中に広がり、今なお進展し続けています。聖霊の働きは、始まりは小さく「足首」までしかないように見えても、力強く確実に「泳げるほど」に大きく拡がって行くのです。私たちの周囲においても、聖霊の働きが見えないと思うようなことがあるかもしれません。しかし、確かに聖霊はクリスチャンたちを通して働いておられるのです。初めは小さくても、聖霊が注がれ続けると聖霊は溢れ流れ出して、ついには大川の流れとなって、人々をキリストの命で潤してくださるのです。

Ⅲ.聖霊に押し出されて主イエスを証しする

神殿から流れ出た川の先は、「両岸に非常に多くの木があり」、また、海の水はきよくなり、多くの魚が生きるようになりました(エゼキエル47:7-10)。このことは、世は罪と汚れに満ちて死んだようになっていても、聖霊は人を神の新しい命に生きるものとしてくださることを示しています。

ペンテコステ以来、人々に聖霊が与えられ、福音宣教のわざは大きく拡大し続けています。しかし、沢と沼には水がきよめられないまま残っている所があるのです(エゼキエル47:11)。神は、主イエスとその救いを証しする働き人を求めておられます。収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈り、主に呼ばれたならば、「ここに、私がおります。私を遣わしてください」と主の前に進み出ましょう。

結 び

エゼキエルが見た神殿から流れ出る川の幻は、神の御座から遣わされた聖霊を示しています。主イエスの十字架の贖いによって、今や聖霊は全ての聖徒たちに与えられています。罪のために、飢え渇いている世に、聖霊を頂いた私たちは、真の命の水である主イエスを宣べ伝える者とさせて頂きましょう(ヨハネ7:37-38)。

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