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『揺り動かされない御国』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 ヘブル12:18-29

はじめに

本日は、今年最後の主日礼拝です。主の恵みに感謝して、神の御国を目指して歩み続ける幸いをみてまいります。

Ⅰ.神に近づくことを許された幸い

イスラエルの民にとって、シナイ山は、主が選ばれた者しか近づけない聖なる厳粛な聖地でした(ヘブル12:20)。これは、聖なる神の前に、罪深い者は誰も近づくことができないことを示しています。の喜びが私たちに与えられたということです。この喜びは、主の誕生の時だけではなく、今も、そしてこれからも続くのです。

今も変わることのない主なる神は、義なるお方であり、聖なるお方です。しかし、主イエスを信じる信仰によって、私たちは、父なる神を「アバ。父よ。」と呼び、何の恐れもなく大胆に神に近づくことを許されています(ヘブル3:12)。さらには、クリスチャンの内には聖霊が住まわれ、御国の世継ぎとしての希望が与えられています(エペソ1:14)。永遠の喜びであり、報いを頂く御国を待ち望み、信仰をもって歩み続けましょう(Ⅰペテロ1:8-9)。

Ⅱ.神の御声に聞き従う幸い

エジプトを出たイスラエルは、神の民とされる特権と御言葉に聞き従うという責任が与えられました。しかし、民は神の御言葉に聞き従わなかったために、約束の地に入ることができたのは彼らの世代では二人だけでした。主イエスを信じる私たちにも、神の子とされる特権と、また御言葉に従う責任が与えられています。

主イエスは世の終わりまで、いつも私たちと共におられると約束されました(マタイ28:20)。その主の御言葉に聞き従う時、御言葉に伴うしるしと不思議を体験させてくださり、さらにあらゆる善きものが伴って与えられるのです。私たちはいつも心開いて、主の御言葉に従いましょう。「神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」(Ⅱコリント6:2)。

Ⅲ.神の御国を待ち望む

シナイ山で神が語られた時、その御声は全地を揺り動かしました。しかし、主イエスは決して揺り動かされることのないものが残るために、「わたしは、もう一度、地だけではなく、天も揺り動かす」(ヘブル12:26)と語られました。これは、主イエスが再臨される世の終わりのことを示しています。主イエスは、この世には終わりの時があって、天地万物のものが振るいにかけられて、すべてのものが滅ぼし尽くされると語っておられます(マタイ24:35)。私たちは、この主イエスの御言葉を厳かに信仰を持って受けとめなければなりません。

主イエスを信じる者は、主の十字架によってさばきを受けることがないばかりか、すでに死から命へ移されています(ヨハネ5:24)。私たちは決して揺り動かされることのない神の国に入れられ、キリストの共同の相続人とされたのですから主に感謝をささげて信仰生活を歩み続け、慎みと恐れをもって、神に喜ばれるように仕え、主を待ち望みましょう(Ⅱペテロ3:1-14)。  

結び

父なる神は、罪人をさばくためではなく救うために御子イエスを世に遣わされました(ヨハネ3:16-17)。主イエスの十字架の救いによって、キリスト者には決して揺り動かされることのない御国が与えられることが約束されました。今年一年の恵みを感謝しつつ、新しい年も「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないで」(ヘブル12:2)御国を目指して歩み続けましょう。

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