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『神から与えられた賜物』

説教:髙橋 正人師

はじめに

本日の聖書箇所から、神から与えられた御霊の賜物について見てまいります。

Ⅰ.聖霊はイエスが主であることを証しする

コリントの教会は、御霊の賜物が豊かに与えられている教会でした。しかし、賜物が与えられている本来の意味を正しく理解していなかったために、対立や争いや混乱が起っていました。パウロは主が与えておられる聖霊の賜物について、最初に基本的なことを教えます。それは、聖霊は私たちに「イエスは主である」という信仰の告白を与えるということです(Ⅰコリント12:3)。

「イエスは主である」という信仰に生きるとは、主が語られることを聞き、恵みに応答して生きるということです。神ではない、人の造った偶像はものを言うことはできません(Ⅰコリント12:2)。生ける真の主なるキリストだけが、私たちの所に来てくださり語りかけてくださるのです。私たちは、聖霊のみ声と御言葉に聞き従って歩む者とされたのですから、御霊に導かれて歩み続けましょう(ガラテヤ5:25)。

Ⅱ.御霊の賜物は教会の益となるために与えられた

聖霊は、イエスが主であることを証しすると同時に、主のみ心を聖徒たちを通して行うように賜物を与えてくださいます(エペソ2:21-22)。キリスト者たちに与えられている賜物や奉仕、働きは様々にありますが、すべては唯一の主が与えておられるのです(Ⅰコリント12:4-6)。

賜物は、「みなの益となるために」(Ⅰコリント12:7)与えられたものです。互いの徳を高めるため、仕え合いながら用いるべきものです。この賜物が主によって用いられる時、そこに主の力が豊かに働き、教会全体の益と祝福となるように生かされるのです。

Ⅲ.主のしもべとして賜物を用いる

しもべは、主人から命じられたことをします。自分の事情がどうであれ、しもべは主人の命令で行動し、また働きを終えるのです。しもべが、いつまでも自分の働きにこだわっているなら、それは主人の役に立たないどころか、全体の益にならないのです。

主イエスは、しもべとして世に来てくださいました。父なる神に十字架の死に至るまで従順を示され(ピリピ2:8)、私たちのための救いの御業を成し遂げてくださいました。私たちは、苦難のしもべである主イエスの十字架の贖いによって、罪の赦しと死に対する神の勝利を頂き「イエスは主である」と告白することが許されたのです。私たちも主イエスに倣い、キリストのしもべとして、与えられている賜物を用いさせて頂きましょう。一人一人が与えられている御霊の賜物は、教会全体の益となり、教会を建て上げて行くのですから。

結 び

主は、クリスチャン一人一人に御霊の賜物を与えておられます。それは、各々違っていても、第一に「イエスは主である」ということを証しするものです。同じ御霊を頂いたのですから、主の働きのために、互いの信仰の建て上げのために賜物を用いさせていただきましょう。

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