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『全ての言葉を聞かれる神』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 Ⅱ列王記19:1-20

はじめに

本日は、ヒゼキヤ王の信仰と祈りから、主が私たちの全ての言葉を知っておられることの幸いを見てまいります。

Ⅰ.主は私たちの全てをご存じである

南ユダの王ヒゼキヤは、その治世の第14年に、大国アッシリヤの王から全面降伏を迫られました。この時も、ヒゼキヤ王は「残りの者のため、祈りをささげてください」(Ⅱ列王記19:4)と預言者イザヤに願い求めました。

王の遣いがイザヤのもとに来たとき、主は「アッシリヤの王の若い者たちがわたしを冒涜したあのことばを恐れるな」(Ⅱ列王記19:6)と語られます。主なる神は、ヒゼキヤ王の言葉も、アッシリヤの王の言葉もすでにご存じでした。ですから、ヒゼキヤが主に祈り願ったとき、直ちに主は預言者イザヤに答えを告げていたのでした。

主イエスは、「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられる」(マタイ6:8)と語られました。父なる神は、私たちのことを全てご存じなのですから、すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りましょう。

Ⅱ.主は祈りを必ず聞かれる

アッシリヤの王は、主がヒゼキヤに語られたとおり(Ⅱ列王記19:17)、噂を聞いて、慌てて自国に引き上げようとしました。逆に、ヒゼキヤ王は、起こった問題について、自分の力で解決しようとしたり、これまでのことを悔いたり、部下を責めたりはせずに、ただひたすらに主に問題を持って行ったのでした。

主は全てのことをご存じですが、私たちが主に祈ることを待っておられます。主は、私たちの信仰を求めておられるのです。「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」(ヘブル11:6

Ⅲ.主に信頼する幸い

噂を聞いたアッシリヤの王は、国に帰る必要を覚えて、南ユダ国にさらに降伏を促すために手紙を書き送ります(Ⅱ列王記19:34-35)。ヒゼキヤは、アッシリヤの脅しに答えてはならないと民に命じて、主の宮で祈りました(Ⅱ列王記19:14-15)。その祈りとは、あなたが主であることを示してくださいというものでした(Ⅱ列王記19:19)。その祈りの結果、主の超自然的な介入があったのです (Ⅱ列王記19:35)。

正しいさばきをなされる主は、全ての言葉を聞いておられます。私たちは、聞いたことの全てを主の御前にもって行き、主からの答えを待ち望みましょう。天地を創造された主は、どんな大きな困難であっても、主に信頼する者にはご自身が介入して勝利をもたらしてくださることを覚えましょう。

結 び

人の言葉や噂、自分自身から出てくる不安や恐れの思いにさえ捕らわれずに、心の思い煩いの一切を主に明け渡しましょう。天地万物の創造者である主は、主に頼るものを助けてくださるのですから(詩篇62:8)。

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