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『福音にふさわしく歩む』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ピリピ1:27-30

はじめに

本日の聖書箇所から、神の民とされた者が福音にふさわしく歩むことについてみてまいります。

Ⅰ.福音にふさわしく歩むために

パウロの切なる願いは、いかなる状況であっても、「キリストがあがめられること」(ピリピ1:20)でした。キリストが崇められるために、彼はピリピのクリスチャンたちに、「キリストの福音にふさわしく生活しなさい」と命じます(ピリピ1:27)。

主の十字架の愛を知った者が、主を中心として「互いに愛し合って」生きるとき、世の人々は教会の兄弟姉妹が主の弟子であることを認めます(ヨハネ13:34-35)。そのように、福音にふさわしく歩むことを通して、主が崇められ、この世にキリストを証しするのです。聖霊は、教会の一致を保ち、心を一つにして、ともに奮闘するように励ましてくださいます。主イエスの愛をさらに深く体験するために、また一致して世の罪との戦いに勝利させて頂くために、御言葉に堅く立ち、聖霊を求め続けましょう。

Ⅱ.キリストのために苦難を賜る幸い

パウロは、キリストの救いを頂いた時、「キリストを信じる信仰だけでなく、キリストのための苦しみをも賜った」と教えています(ピリピ1:29)。これは、キリストの福音にふさわしく生きようとするときに、この世においては、苦しみや困難を受けることがあることを教えています(ヨハネ16:33)。

キリストのために苦難を受けることは、実は「苦しみをも賜った」とあるように、主からの一つの恵みであることを示しています。しかし、「すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせる」(ヘブル12:11)のです。試練を通して、主は私たちを真に神の子、天に国籍を持つ御国の民の一人であることを証ししてくださるのです(マタイ5:11-12)。

Ⅲ.福音にふさわしく歩むことで、主を証しする

当時のピリピ社会において、クリスチャンたちは少数派で、取るに足らない存在でした。さらには、迫害や様々な苦しみがある中で、天の御国の市民権を持つ者として生活しました(ピリピ3:20)。彼らが神の国の民として歩み続けたのは、それがキリストの福音にかなった歩みだからです。

現代の私たちもまた、キリストの十字架による救いの恵みを頂き、天の国籍を持つ者とされました。キリストの福音にふさわしく歩むことによって、この世の価値観を越える神の国の豊かさの中を歩ませて頂いていることを覚えましょう(Ⅰテモテ6:17)。主なる神は、「あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方」(Ⅱコリント9:8)です。この主イエスとその救いの恵みを、私たちを通して、人々に伝えて行きましょう。

結 び

キリストの福音にふさわしく歩むとは、天の命の書に名を記されたものとして喜びに満ち、主にあって一つとされ、主の栄光を現すものとして生きることです。私たちは、天の御国の市民、神の国の民とされたことの恵みに感謝しつつ、キリストの福音を宣べ伝えて行きましょう。

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