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『救い主を待ち望む』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 イザヤ40:1-11

はじめに

アドベント(待降節)第二週に、主を信じて待つ大切さを見てまいります。

Ⅰ.救いの道を備えてくださる主

主はこれまで、イスラエルの背信によるさばきを語ってきましたが、一変して民への慰めと救いを告げます(イザヤ40:1)。それは、やがてさばきの時が終わり、民は捕囚から解放され祖国イスラエルへ帰還するということでした(イザヤ40:2)。主は民の帰還のために、道なきところに道を備えて導くとまで約束されたのです(イザヤ40:3)。

罪に捕らわれている私たちを、主は罪から解放してくださいます。そのために、父なる神は御子イエスを世に遣わしてくださいました。主イエスの十字架の贖いは、私たちが主へと立ち返るために、主が備えてくださった唯一の救いの道です。私たち罪人に、道なきところに救いの道を設けてくださった主なる神を信じて、主の御名を賛美しようではありませんか。

Ⅱ.永遠の神の救いの御計画

永遠の神の救いの御計画は、ユダヤ民族という一つの民を通して、御子イエス・キリストの十字架の贖いによって成就し、全人類に及びました。その旧約聖書に示された主の救いの御計画と、主イエスの救いとのつながりを明らかにしているのがバプテスマのヨハネです。

バプテスマのヨハネは、自分は「荒野に呼ばわる者の声」だと宣言しました(ヨハネ1:23)。そして、自分の後に来る方、すなわち、主イエスこそ、人々を一切の罪の縄目から解放し、全き救いへと導かれるお方であると証ししました。今からおよそ二千年以上も前に、救い主イエス・キリストが世に人として生まれてくださいました。

主イエスが世に遣わされたのは、十字架で私たち罪人の贖いとなってくださるためでした。キリストの御降誕を覚え、私たちの救いの道を備えてくださった主に感謝し、この救いの道を聖書と聖霊に導かれて歩み続けましょう。

Ⅲ.主イエスの再臨を待ち望む

人は誰でも永遠に存在するものではありません。それは、バビロンという大国も同じでした(イザヤ40:6-7)。しかし、「神のことばは永遠に立つ」(イザヤ40:8)とあるように、神の約束は必ず成就するのです。救いを約束してくださった神の御言葉は、人と同じくなって生まれてくださった御子イエスにおいて成就しました。

主イエスの誕生と十字架の贖いと復活、昇天は、天地創造の初めから救いの完成である終末に至るまでの神の御計画の中で示された事柄です。主の救いの御業は、今現在も進行中であり、これからも続いて行きます。

主イエスの御降誕が、神の御計画の中のことであるならば、もう一つ成就すべき事を私たちは待ち望まなければなりません。それは、主イエスが再びこの世に帰ってこられること、すなわち、再臨です。この時期、キリストの御降誕をお祝いすると同時に、再び来られるキリストの再臨をも待ち望もうではありませんか。

結 び

主は預言者を通して、イスラエルの民の長年の捕囚からの解放の約束を語られました。それは、一民族の解放だけではなく、すべての人が罪から解放されるという約束を含むものでした。主の約束を待ち望んだ民は、主イエス・キリストの誕生を見たのです。主イエスが誕生された後の私たちは、主の再臨を待ち望む者とされています。待降節に、主の誕生を祝うと共に、再臨の主を信仰を持っていつ帰ってこられても良いように待ち望み続けましょう。

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