礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2016年礼拝メッセージ

『イエス様はどこに』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ピリピ3:1-11

はじめに

本日の聖書箇所から、二人、三人と、主イエス・キリストの名において集まる所には、主が共におられるという約束について見てまいります。

Ⅰ.教会に与えられた神の権威

主イエスは、キリストを信じる者たちの群れ、すなわち、教会の持つ権威について、また、天と地がつながれることの偉大な約束について語られました。それは、主が「まことに、あなたがたに告げます」と二度も語られていることから、極めて重要であることが分かります。

その大切なこととは、教会が「地上」で「つなぐこと(禁じる)」、「解くこと(許す)」は、「天」においてもなされるということ。また、「地上で心を一つにして祈る」時、天の父なる神は、それをかなえてくださるということです。

主イエスは、ペテロの信仰告白を基に教会について語られました。主は、信仰の上に教会を建ててくださり、「天」で行われることを「地上」でも行えるようにと教会に権威と力を与えてくださいました(マタイ16:18-19)。「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです」(エペソ1:23)。私たちは、主によって教会に導かれました。主の栄光が表されるため、御国が拡大していくために、主イエスの弟子として仕えて行きましょう。

Ⅱ.心を一つにして祈る幸い

主イエスは、主なる神を信じる者二人が、「どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」(マタイ18:19)と語られました。二人とは、教会の最小単位です。真実に、兄弟姉妹が心を一つにして主に祈る時、主はその祈りをかなえてくださり、偉大な主の栄光を表してくださることを覚えましょう。

主イエスご自身が一人で祈られたように、私たちも個人の密室での祈りは大切です。しかし、共に一つ所に集まって祈ることも極めて大切であることを教えています。教会は祈る共同体だからです(マタイ21:13マルコ11:17ルカ19:46)。

聖霊は、私たちクリスチャンに一致を与えてくださっています(エペソ4:3)。この聖霊による一致を保ち続ける時、教会はその使命(礼拝、御言葉の宣教、キリストの身丈にまで成長する)を成し遂げることができます。聖霊の宮である私たちクリスチャンは、常に、心合わせてキリストの心を自分の心として祈り続けてまいりましょう。

Ⅲ.主は、二人、三人と、主の名において集まる者のところにおられる

主はまた、「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです」(マタイ18:20)と告げられました。また、主は「神の国は、あなたがたのただ中にあるのです」(ルカ17:21)と語られました。主が居られるところ、主の支配があるところ、そこに主イエス御自身がおられるのです。さらに、主は「わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」(マタイ28:20)と約束されたことを覚えましょう。

主イエスの十字架によって救われた一人一人は、聖霊が宿る神の宮です(Ⅰコリント6:19)。聖霊は私たちに主なる神について教え、また、主イエスが話したことを思い起こさせてくださり(ヨハネ14:26)、キリストご自身を示してくださいます。そればかりではなく、主との交わりにおいて、「私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。」(ローマ8:26)如何なる時も、インマヌエル(神は私たちとともにおられる)の主が、私たちと共におられることを覚えましょう。

結 び

教会は、主イエス・キリストの十字架の贖いによって罪赦され、召し出された者たちの共同体です。二人または三人が共に集まり、心合わせて主に祈る時、「天」と「地上」がつながれ、主イエス御自身が共にいてくださいます。私たちはインマヌエルの主イエスをさらに深く知るために、一緒に集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、キリストの再臨の日が近づいていることを覚えて、集会に集うこと、祈ることに励もうではありませんか(ヘブル10:25)。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分