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『信仰にとどまれ』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 使徒14:19-28

はじめに

聖書は、主イエスを信じた全ての人々に、神の国に入るまで信仰にとどまるようにと励ましています。本日は振起日礼拝ですが、もう一度、御言葉から信仰を励まされ奮い立たせて頂こうではありませんか。

Ⅰ.信仰によって主の救いにとどまる

第一回の伝道旅行の終わりに、パウロとバルナバは、ルステラとイコニオムそしてアンテオケに引き返して、弟子たちの心を強め、信仰にしっかりとどまるように勧めました(使徒14:22)。この信仰とは、主イエスの十字架の贖いによって救われた者が、主イエスを信じて、御国を目指して主と共に人生を歩み続けて行くことです。

パウロは後に、この地方の人々に手紙を書き送りました。その中で、「信仰によって救われる」ということを、何度も繰り返して強調しました(ガラテヤ3章)。それは、人々が、信仰以外に律法を行うことによって救われるという教えに惑わされてしまったからでした。

私たちの救われるのは、唯一、主イエスの十字架の贖いによることであり、主の一方的な救いの恵みを信仰によって受け入れることによります。イエス・キリストを信じる信仰による以外に救いはないのですから、主イエスを信じる信仰にとどまり続けましょう。

Ⅱ.神の国に入るために通る多くの苦しみ

パウロとバルナバは、聖霊によってアンテオケにある教会から宣教へと送り出されました(使徒13:1-3)。彼らの宣教旅行は、人間的に見るならば、良いことよりも、むしろ迫害や反対、困難続きのものでした。しかし、聖書は、彼らが聖霊に押し出されて、喜びと感謝に満たされて進んで行ったことを記しています。主が共にいて、彼らを迫害や苦しみに勝利させ、困難を乗り越えさせてくださったからです。

私たちはこの地上での歩みにおいて、試練や苦しみに多く会います。しかし、パウロたちが主を信頼し、主にいっさいを委ねて歩み続けたように、私たちも信仰とどまり続けましょう。私たちと共におられる主イエスは、私たちを助け、支えて、いかなる困難や苦しみにも勝利させ、乗り越えさせてくださることを覚えましょう。「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」(Ⅰコリント10:13

Ⅲ.信仰にとどまるための教会の重要性

パウロたちの宣教によって、主イエスを信じる者たちが起こされ、教会が建て上げられて行きました。クリスチャンが信仰にとどまり続けるために、教会は極めて重要です。また、使徒たちはその地方のクリスチャンたちのために「教会ごとに長老たちを選び、断食をして祈って後、彼らをその信じていた主にゆだねた」(使徒14:23)のでした。ここでの長老たちとは、今日の牧師に代表される教会の指導者たちということができます。

教会の指導者たちに託された使命とは、聖徒たちが、主イエスを信じる信仰に堅く立ち続け、困難や苦しみをも御国への道として受け止めるように守り導くことです。また、教会に集い、同じ信仰を持つ兄弟姉妹と共に祈り合い、信仰の励ましや助けを通して、私たちは信仰にとどまることができます。ですから、「ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。」(ヘブル10:25

結 び

私たちは主イエスの十字架の贖いによって救われました。そして、神の御国に入るまで、主イエスを信じる信仰にとどまり続けなければなりません。信仰生活には、困難や苦しみが多くありますが、主イエスは助け、支え、導いてくださることを覚えましょう。また、信仰にとどまり続けるために、御言葉に親しみ聖霊の導きを求めると同時に、教会の交わりにとどまり続けようではありませんか。

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