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『賢い人のように』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 エペソ5:15-21

はじめに

本日の聖書箇所から、主にあって賢く歩む幸いについて見てまいります。

Ⅰ.機会を十分に生かして用いる

聖書は、私たちに「賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意しなさい」と語ります。「賢い人」とは、世の惑わしなどに捕らわれずに、真理の神にしっかりと土台を据えて、主の御前で、永遠の価値あることを選んでいく人のことです。そのために、「機会を十分に生かして用いなさい」と教えています。言い換えるなら、罪のために失ってしまった主から与えられた貴重な時間を取り戻して、主の栄光のために用いなさいということです。

私たちクリスチャンは、主を知る以前は偶像礼拝者のように、無益なことや主の御前で罪になるようなことのために、時間を浪費していました(エペソ5:5)。しかし、主イエスの救いを頂いた私たちは、キリストによって新しい、主の命に生きる者とされたのですから、主から委ねられたものを用いて、ますます天に宝を積むために機会を用いようではありませんか(マタイ6:19-20)。

Ⅱ.御霊に満たされ賢く歩む

聖書は賢い者となるために、「御霊に満たされなさい」(エペソ5:18)と命じています。これは、「満たされ続けなさい」という、継続性と受け身の意味を持っています。聖霊に満たされることは、人に拠ってではなく主によってなされることであり、継続されるべきことです。なぜなら、「酒に酔ってはいけません」という言葉に代表されるように、神以外のこの世のもので心が支配されてしまうなら、「そこには放蕩があるからです」(エペソ5:18)。聖霊に満たされ続ける時、聖霊の御支配に任せて、主なる神と共に歩む関係を、日常とさせていただくことができるのです。それは、まさに賢い者の歩みなのです。

確かに、聖霊は主イエスを信じる者の内に住んでくださっています。しかし、私たちは、聖霊をお客として心に迎えるのではなく、王として迎えなければなりません。心の王座に迎えた聖霊と、どの様にして歩んで行くかが重要なのです。御霊を頂いたのであるなら、御霊によって歩み続けましょう(ガラテヤ5:25)。

ルカ19章に、主イエスが語った、主人からそれぞれ1ミナを与えられた10人のしもべのたとえ話しがあります。それぞれは、与えられた1ミナを用いました。しかし、それを用いなかった人は、預けられたミナばかりではなく、持っているものまでも取り上げられてしまいました。誰にでも与えられている、聖霊と共に歩んでまいりましょう。そして、主の御心を聖霊と御言葉によって悟らせて頂き、主の豊かな命に生かしていただきましょう。

Ⅲ.聖霊がその人から溢れ流れ出す

御霊は、飢え乾いて求める者には、その人の内から溢れ流れ出すほどに注がれ続けます(ヨハネ7:38)。聖霊は信じる者の人格を覆い、制御して導いてくださいます。そのしるしが、異言の伴う聖霊のバプテスマです。それは、人が聖霊に支配されたしるしとして、その人の舌が制御されるからです(ヤコブ3:8)。

聖霊の満たしとは、言い換えるなら、主が人格に臨み、もはや自分ではなくキリストが自分の内に生きてくださっているということです(ガラテヤ2:20ローマ8:9)。ここで、聖霊は人の自由意志をとても尊重されるお方であり、決して人の意志を押しのけてまでもご自身の意志を押し付けるお方ではありません。

聖霊に満たされ続ける時、私たちはますます主を知る者とされます(ヨハネ14:26)。また、主の御言葉を心に豊かに貯えましょう。主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くします(詩篇19:7)。神の知恵を頂き、賢い者とされ、世に大胆にキリストを証しする者とされることを覚えましょう。

結 び

聖霊に満たされ続ける時、御霊ご自身が、主のみ心が何であるかを理解させてくださいます。主の御心を理解する者は、主から知恵を頂き、世に流されることなく賢くされ、堅く立って恵みと勝利を頂くことができます。さらには、聖霊のバプテスマを受けることで、主のみ心を理解し、力を受けて大胆に主を証しする者とされます。御言葉を心に豊かに貯え、御霊の御声に聞き従ってまいりましょう。

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