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『勝利を得る者は』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 黙示録3:1-6

はじめに

主はヨハネを通して、七つの教会に宛ててメッセージを伝えました。これら七つの教会は、すべての時代の、全世界の教会を代表すると同時に、一つの教会においても、七つのメッセージを受けるべき内容が記されています。本日は、サルデスの教会へのメッセージを見てまいります。

1.聖霊は私たちの信仰の命

主イエスは、「神の七つの御霊、および七つの星を持つ方」として示されています。これは、ただ一人である聖霊なる神(エペソ4:4)が、すべての主を信じる教会と共におられて、必要な賜物を与えておられることを表しています。「教会はキリストのからだ」(エペソ1:23)であり、聖霊は教会に命を与え、「キリストのからだ」を生かしています。

サルデスの教会は、これまで、各教会に語られていたような、聖霊の賜物や御霊による実について語られていません(黙示録3:2)。それどころか「あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる」(黙示録3:1)と宣告されたのです。サルデスの教会は、いつの間にか、何よりも大切な、教会の命と言っても良い「聖霊」を欠いていたことが分かります。

私たちの信仰生活を全うするのは、人間的な能力や力が先行してのことではありません。先ず、主を信じ、愛すること、そして、何よりも聖霊が私たちに志を与えてくださることから始まります。頭だけ熱していても、心(霊)において熱くなっていなければ、空しいのです。私たちクリスチャンの全ての業は、聖霊によらなければ神に受け入れられるものとはなりません。何よりも先ず、私たちは信仰生活の命である、聖霊を求め、聖霊と共に歩んで行こうではありませんか。

2.目をさまして勝利を得よ

主イエスが語られた「あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる」(黙示録3:1)とは、厳しい言葉です。しかし、これはサルデス教会にだけ語られた言葉ではなく、聞いている全ての教会が聞き取らなければならない言葉でもあります。同時に、厳しく聞こえる主の言葉は、ほとばしり出る愛に満ちた言葉でもあります。なぜなら、サルデス教会が、死んだままであり続けるならば、語る必要はなかったはずだからです。しかし、主は、教会のためにご自身をささげられたほどに、教会を愛してくださっていますから(エペソ5:25)、決して教会を見放したりはしません。

「目をさましなさい」(黙示録2:2)と呼びかけておられます。そして、どうしたら今の状態から回復できるかを教えています。「あなたがどのように受け、また聞いたのかを思い出しなさい。それを堅く守り、また悔い改めなさい」(黙示録2:3)と励ましています。具体的には、主の愛を知ったことから生まれる奉仕があり、他者のために執り成しの祈りがあるでしょう。主を信じて、主の忍耐を学んだ者は、他者のために生きる余裕を持つのです。これらのことによって、目を覚まして、ほかの人たちを力づけていることができるのです。そして、主イエスの戒め「互いに愛し合う」ということを実践して行くのです。これらのことを成し遂げるようにしてくださるのは、御言葉と聖霊によることです。私たちは常に、「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないで」(ヘブル12:2)信仰のレースを、主イエスと共に走り抜こうではありませんか。

まとめ

当時の教会は、実に、しばしば死と直面しなければならないような状況に追い込まれました。しかし、黙示録は、主イエスが共にいて、クリスチャンたちを生かしてくださっていると励ましています。主は私たちを見ておられ、私たちに、眠って死んでしまうのではなく、目を覚まして、キリストの命に生かされていることを覚えるようにと、信仰を励ましてくださっているのです。主と共に各々が与えられている信仰のレースを走り抜く時、勝利者として、白い衣を着せていただけることを覚えましょう。「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(Ⅱテモテ4:7-8

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