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『恵みの時、救いの日』

説教:髙橋正人 牧師

始めに

聖書は、全ての人が福音を伝え聞くのは今このときであると語っています。今こそが、主の恵みの時であり、主の救いの日だからです。

1.今は恵みの時、救いの日

神の国は、御子イエスがこの世に生まれてくださった時に到来しました。神の国とは、神の支配されるところのことです。主によって、主の恵みと救いは、全世界のあらゆる人々に及んでいます。言い換えるなら、今は「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる」という恵みの時代なのです(ローマ10:13)。

私たちクリスチャンは、主イエス・キリストの十字架の贖いによって、古い罪の自分に死んで、新しいキリストの命に生きる者とされました(Ⅱコリント5:17)。主イエスを信じる前と後では、私たちの生き方は全く異なり、自己中心からキリスト中心の生活へと変えられ、キリストの復活の命に生き続ける者としていただいたのです。

この主の「恵みの時、救いの日」は、完成される日として再び訪れます。それは、主イエスが再臨される時です。この「恵みの時、救いの日」とは、永遠に続くのではなく、閉じられる時がくるということでもあります。ですから、今日という日に主の御声を聞いたなら、主の救いをいただきましょう(ヘブル3:15)。また、すでに、主を信じた者たちは、主の御言葉に従って歩んで行きましょう。

2.主の恵みに生きるクリスチャン

人が救われるのは、ただ、福音を信じることによります。パウロはその主の救いの恵みがいかに偉大であるかを知った故に、その恵みに応えて、生涯をかけて主に仕えました。また、主への務めがそしられないために、どんなことにも人につまずきを与えないようにし、福音にふさわしく生きました(Ⅱコリント6:3-8)。しかし、パウロは自分一人で主の働きを成し遂げたのではありません。常に、同労者やパウロたちの働きを支える教会の祈りや捧げ物などがあったのです。

パウロの主への働きは、後のクリスチャン達によって引き継がれて行きました。パウロはクリスチャンのことを、「神とともに働く者」(Ⅱコリント6:1)、すなわち、神の同労者であると言います。この「同労者」とは、共に働く者ということと同時に、信仰を一緒にし、共に祈りを一つにし、互いを認め合いながら共に信仰生活を歩む者たちを意味しています(エペソ4:4-6)。

昇天された主イエスは、神の右に座しておられます(使徒2:33)。しかし、弟子たちが主の働きのために奉仕している時、主もまた弟子たちと共に働かれて、伴うしるしをもって、御言を確かなものとしてくださいました。今も変わらない主は、私たちを神の同労者として取り扱ってくださっています。「神の恵みをむだ」(Ⅱコリント6:1)にしてはなりません。神を第一にし、主が一人一人に与えられている賜物を精一杯用いて、時が良くても悪くても御言葉を宣べ伝えてまいりましょう(Ⅱテモテ4:2)。

まとめ

聖書は、「今は恵みの時、今は救いの日です」と語ります。主の救いは、何年か先にあるのではありません。また、主の恵みも遠い未来に与えられるものではなく、いま現在与えられているものです。主イエスがこの世に私たちと同じ人となってくださり、十字架で罪の赦しを完成してくださった時点で、全て完成しているからです。その偉大な主の恵みと救いを体験して知っていたパウロは、その恵みに応えて、生涯主に仕えたのです。主の恵みによって救われた私たちも、パウロにならって、主の恵みに応え、今あるところで精一杯、主と共に人生を歩み続けてまいりましょう。

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