『目を覚ましていなさい』
始めに
今日の御言は、弟子達へのイエス様の遺言のようなところです。遺言は、極めて大切な言葉を話すものです。皆さんも、今日の御言葉をイエス様の遺言として聞いてください。
1.
今日の話は、13章1節で弟子の一人が、神殿の素晴らしさに感動したことから始まります。その神殿は、建築に四十年もかかった素晴らしい建物でした。するとイエス様は「あなたの感動しているこの大きな建物も、崩されずに残ることはありません」と言われました。イエス様の言葉のように、その神殿は、この日から四十数年後にはローマ軍によって徹底的に破壊されてしまいました。現在においては跡形もなく、基礎の石さえ残っていないのです。
2.
イエス様は「だから人に惑わされないように、気をつけていなさい。」と言われました。イエス様の昇天後、世界は世の終わりに向かって進んでいます。イエス様の再臨が近くなると「偽キリスト」が多く現れ、奇跡や不思議な事までも行なって、クリスチャン達をだまそうとします。
3.
どんなに立派に見える建物も、どんなに立派に見える人も、目に見えるものは全て滅びます。滅びることがないのは、イエス様とイエス様のお言葉だけです。イエス様の言葉は目に見えません。ですからイエス様は「気をつけて目を覚ましていなさい」と言われるのです。霊的な目を覚まして、イエス様の言葉より確実なものは無いと言うことを、心にしっかりと持っていなければなりません。イエス様がいつ帰ってこられても良いように、霊的な目を覚ましていなければなりません。イエス様は「わたしがあなたがたに話していることは、すべての人に言っているのです。目をさましていなさい。」と言っておられます。
まとめ
最近、教会で再臨の話があまり聞かれない気がします。それは教会にとってとても危険なことです。再臨の信仰が薄れれば、霊的な眠りが教会を襲うからです。イエス様は「眼を覚ましていなさい」と繰り返し言っておられます。あなたは、霊的に眠っていませんか。イエス様の御言葉によって、信仰の目を覚ましましょう。