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『神の深い憐れみ』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ヨナ4:1-11

はじめに

本日の聖書箇所から、主は一人も滅びることなく、全ての人に救いを与えられる、恵みと憐れみ豊かなお方であるということを見てまいります。

1.主は一人一人に御計画を持っておられる

主は預言者ヨナに、ニネベの人々に、主の前に悔い改めを語るようにと命じられます。しかし、この命令にヨナは従いませんでした。ヨナにとってニネベは自国の敵だからです。彼は、主から逃れるためタルシシュへと向かう船に乗ります(ヨナ1章)。船は、主が起こされた大嵐を受け、ヨナは海に投げ込まれて巨大な魚に呑み込まれます。彼は、その腹の中で三日三晩を過ごし、主と向き合い、悔い改めて、主の憐れみを体験します(ヨナ2章)。

ヨナの態度、すなわち、主の御声に逆らい、自分の思いを優先させるということは、私たちにもしばしば起こることです。そのような者に対して、主は、命はもちろん、あらゆることを御旨のままにすることができる唯一の存在であることを示されます。また、主はヨナに、御自身の偉大な力をもって、彼の心に悔い改めの思いをも起こされました。水中の魚の腹の中でヨナが体験した奇跡、主の憐れみと主との生きた交わりの回復は、今の私たちにも与えられています。主は私たち一人一人に対して御計画を持っておられます。主の御声を聞いたなら、直ちに従おうではありませんか。「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。・・・それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(エレミヤ29:11

2.主は一人を憐れんで、救いを与えてくださる

主によって生かされたヨナは、再び主の御声を聞いて、ニネベの町に御言葉を伝えます(ヨナ3:2)。彼の宣教を通して、ニネベの町の王を含む全ての者が悔い改めて主の赦しを求めます(ヨナ3:5-9)。その結果、主はニネベの町の悔い改めを御覧になり、わざわいをくだされませんでした(ヨナ3:10)。

ヨナは敵国が主によって滅ぼされることを願っていたので、この結果を見て「非常に不愉快」になり、主に怒って「今、どうぞ、私のいのちを取ってください」(ヨナ4:3)とまで言います。主はヨナに、「あなたは当然のことのように怒るのか」(ヨナ4:4)と問われます。主の御心は、罪人が滅ぶことではなく、主に立ち帰り、主を信じることです。

主は彼のために、とうごまの木を生えさせますが、翌日には枯れさせてしまいます。ヨナは、日陰を作るとうごまの木を惜しんで、ひどく怒ります。主は、このとうごまの木から、ヨナに御自身の御心を理解させます。ヨナは、とうごまの木一本を惜しんで怒ったが、主は大きな町ニネベの十二万以上の人のことを惜しまれているということです(ヨナ4:11)。主の御心は、罪人が一人でも悔い改めて、主に立ち帰り、主の永遠の命に生きることです(エゼキエル33:11)。ヨナは、主の御心を理解します。

私たちが救われたのも、神の憐れみと恵みによるのです(エペソ2:5)。主の御心は、私たちが救われたと同じように、まだ主を知らない人々を救うことです。そのために、御子イエスをも惜しまないで、私たちのところに遣わしてくださいました。主の御心を自分の心として、主イエスの救いと恵みを語り伝えましょう。

まとめ

主は、ヨナを通して、主の深い憐れみと愛でイスラエルも異邦人も等しく愛し、救いに入れようとてくださっていることを教えられます。父なる神は、御子を遣わし、十字架の贖いによってイエスを信じるものが一人も滅びないで、主の永遠の命に生きる道を開いてくださいました。誰であっても、主の深い憐れみと愛によって救われ、主はその人と常に共にいてくださることを約束してくださいました。今、キリストの救いを頂きましょう。

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