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『和解を与えるキリスト』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 コロサイ1:13-24

はじめに

アドベント第二週は、神と人との和解のために、仲介者となってくださった主イエス・キリストを見てまいります。

1.主イエスは救い主

教会はキリストのからだであり、教会のかしらはキリストです(コロサイ1:18)。パウロは、コロサイ教会に忍び込んだ異端の教えに対する答えを契機にして、キリストについて語ります。主イエスは創造主であり、全てのものに先だって存在し、全ては彼によって保たれています。目に見えない神が、私たちと同じ人となってこの世に来てくださったのが御子イエス・キリストです(コロサイ1:15-19)。

主イエスは、死者の中から最初に復活されたお方で、主を信じる者は、主と同じように復活する希望を頂いています。このキリスト以外には、だれによっても救いはなく、天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていません(使徒4:12)。救い主イエスを信じて、神の救いを頂きましょう。「主の名を呼ぶ者は、みな救われる。」(使徒2:21)。すでに救いを受けた者は、信仰に堅く立って、「すでに聞いた福音の望みからはずれることなく、信仰に踏みとどま」りましょう(コロサイ1:23)。

2.神の救いの恵みを伝える使命

本来、罪ある者は神に近づくことさえできませんでした。しかし、私たちを深く愛しておられる父なる神は、御子イエスを仲介者として私たちに救いを与えてくださいました。神は私たちを「私の民」と呼んでくださり、私たちは神を「父」と呼ぶことを許されたのです。

主イエスは、罪人と呼ばれて、神の救いなど受けられないとされていた人々と一緒に食事をされました。この食事は、罪の赦しの後に与えられる神との親しい交わりを示すものです。主に救われた者は、頂いた救いによって、常に主と共にある幸い、喜びに生きる者とされたのです。

主の偉大な救いの恵みを頂いたパウロは、「キリストのからだのために、私の身をもって、キリストの苦しみの欠けたところを満たしているのです。」(コロサイ1:24)と語ります。これは、主イエスの救いの御業が不完全で補わなければならないということではなく、福音が未だ全人類に伝えられていないという主の「苦しみ」を自分の思いとして、宣教の使命に燃える思いを表したのです。 パウロのように、私たちクリスチャンひとりひとりは、神の救いの恵みを、宣べ伝える使命が与えられていることを覚えましょうす。クリスマスのこの時期、祈りつつ、主イエス・キリストの救いの恵みをあなたの隣人に伝えてまいりましょう。

まとめ

私たちは、かつては神を離れ、心において神の敵となって、悪い行いの中にありました。しかし、今は御子イエスの十字架の贖いによって、神と和解させて頂き、神との平和に生きる者とされました。主イエスは、ひとりも滅びることがないように救いの業を完成してくださいました。私たちは、この主の思いを思いとして、主に祈り、福音を宣べ伝えてまいりましょう。

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