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『聖霊に遣わされて』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 使徒13:1-3,13-30

はじめに

使徒の働きは、第13章からパウロの活動について記しています。パウロとバルナバは、聖霊に遣わされて、第一回伝道旅行に出かけます。本日は、パウロたちの働きを通して、宣教が異邦人にも広がって行ったことを御一緒に見てまいります。

1.主は教会に使命を与えておられる

使徒の働きには、パウロが三度に渡って伝道旅行をしたことが記されています。最初の伝道旅行では、パウロと一緒にバルナバも出かけたことが記されています。この伝道旅行は、個人の決意や意志によって始まったものではありません。アンテオケ教会で預言者や教師たちが主を礼拝し、断食をして祈っている中で、聖霊によって示されたものでした。それで、パウロとバルナバは按手を受けて教会から送り出されたのです(使徒13:3)。

ここでの伝道や教会の働きは、教会から切り離された個人的な願いや思いから始まったことではないことが分かります。パウロとバルナバの使命は、聖霊により、礼拝と祈りに生きている教会を通して与えられたのです。聖霊が教会に「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」(使徒13:2)と言われたのです。伝道旅行の時期も、そのために遣わされる者も、全ては主が教会に命じられたことから始まりました。主への奉仕、教会の働きは、個人的な思いや考えで行うのではなく、主によって示され、教会に立てられた秩序を基にして、教会全体の働きとして行わなければならないことを覚えましょう。

2.聖霊によって送り出される

パウロやバルナバも、アンテオケ教会の重要な指導者たちでした。しかし、教会の人々は主の命に従い、彼らを自分たちのもとに留めておくのではなく、伝道旅行へと遣わしました。パウロとバルナバの主への従順はもちろんですが、アンテオケ教会全体の主への従順によって、御言葉が拡大され地中海世界に教会が生まれて行きました。教会(主に召し集められた者一人一人)が聖霊によって生き生きと燃やされる時、主イエスを知らない外の人々に対して、主の恵みを知っていただきたいという伝道への願いが与えられることを覚えましょう。

教会がもし、今集っている自分たちの交わりに安住し、その居心地の良さだけを求めるなら、失われた人々に対する関心を失い、聖霊の働きを失ってしまうことになります。私たちは、外に目を向けて福音を宣べ伝えて行ったアンテオケ教会の姿勢を受け継いでまいりましょう。

まとめ

主は、私たちクリスチャンを、御自身の御業のために用いようとしておられます。聖霊は、毎週の礼拝から私たちをそれぞれの場へと送り出してくださいます。私たちが弱く不完全な者であっても、聖霊が臨まれる時、キリストが生きておられるという証しを携えて、パウロとバルナバのようにこの世に遣わされて行くことを覚えましょう。「良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱでしょう。」(ローマ10:15

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