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礼拝メッセージ

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『主はただひとり』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

本日の聖書箇所から、主なる神はひとりであり、全ての者は神のみを礼拝するべきであり、このことを子々孫々に伝えるべき事であるということを、御一緒に見てまいります。

1.主なる神はただ一人である

申命記は、イスラエルの民の40年間の荒野の旅の後、約束の地カナンを目前にして、モーセが神から与えられた戒めをもう一度、民に語ったものです。最初に語られた戒めは、「聞きなさい」という言葉から始まるので、ユダヤ人は伝統的に、この戒めを「シェマー(=聞け)」と呼んできました。ここに示されている戒めは、多くのの戒めの一つですが、この戒めはすべての戒めを成り立たせる基となるものです。すなわち、「主は私たちの神。主はただひとりである。」(申命記6:4)ということです。これは全ての人が聞かなければならない戒めです(ローマ10:17)。

私たちが神として崇め、礼拝すべきお方は、永遠の過去から永遠の未来に至るまで、この主なる神だけです。私たちは神御自身が啓示してくださった、ただひとりのお方である主なる神を信じ、「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛し」(申命記6:5)てまいりましょう。主イエス御自身も、この戒めを、すべての戒めの中で第一の戒めとして教えました(マタイ22:37-38)。

2.全ての者が神のみを礼拝するべきである

主はただひとりですから、私たちも、自分に一つしかない心と魂とのすべてをもって、力の限りを尽くして、主なる神を愛するべきです。それは、イスラエルの人びとに与えられたと同様に、「長く生きること」、そして、神にある「しあわせ」を受けるからです。主は全ての命と祝福の根源そのものであられるのです。

モーセは、大切な戒めを心に刻みつけるために、徹底的に覚えるように教えます(申命記6:7-9)。また、この戒めは、大人だけのものではなく、子どもたちも機会あるごとに繰り返して教えるように勧めます(申命記6:7)。この勧めを基に、神の言葉が語られるところ、神が礼拝される所では、大人から子どもに至るまで、全てのものが一つとなって神を礼拝します。礼拝は、時間と場所を定めて、子どもから大人に至るまで、老若男女全てのものが集められ、霊と真をもってなされるべきものです。

3.ただひとりの主を宣べ伝える

聖書は、信仰の継承と教育を極めて大切なこととしています(申命記には少なくとも8度)。先に神から信仰者とされた者は、次世代の者たち、特に、子どもたちに信仰を継承するという大切な使命が与えられていることを覚えましょう。子どもたちの信仰継承には、これまでの神の恵みを語り伝えるべき事を教えています(申命記6:20-25)。神の恵みを語り伝え、また、教えて行くことによって、次世代の者たちが、神を愛して、信頼し、常に神のさいわいに生きるようになることを覚えましょう。

私たちも、神の恵みや教えを語り続けていくと同時に、毎日の信仰生活を通して、次世代の人々への信仰の模範となりましょう。信仰の先人達は、後の信仰者たちへの模範となり、励ましを与えました(ヘブル11章)。多くの神にある信仰者たちの証しによって、私たちも、励ましを受け、主イエスを信頼して各々の前に置かれている信仰の競走を忍耐をもって走り続けましょう(ヘブル12:1)。私たちはまた、唯一人の信仰の創始者であり、完成者である主イエスから目を離さず、主を見上げて信仰のレースを完走しようではありませんか。

まとめ

主なる神は、三位一体の唯一のまことの神です。私たちに与えられている素晴らしい救いは、父なる神が遣わされたひとり子イエスの十字架の贖いによって、無代価で与えられました。救いは、主イエスを通して以外には、だれによっても与えられません。「天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。」(使徒4:12)このイエスを信じる時、聖霊が賜物として与えられます(エペソ1:13-14)。ただひとりの主は、私たち一人一人を愛し続けておられます。神の愛に応え、聖霊に導かれつつ、主イエスを仰いで行こうではありませんか。

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