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『神の言葉と権威』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ルカ7:1-10

はじめに

本日は、主の御言葉に生きる者の姿を、百人隊長の姿から御一緒にみてまいります。

1.百人隊長は私たちの代表

百人隊長は、病気で死にかけていたしもべの癒やしを願って、ユダヤ人の長老たちを主のもとへ送ります。当時、ユダヤ人と異邦人は反目し合っていました。しかし、長老たちは、この百人隊長は助けられるに「ふさわしい」人物として、主に「熱心にお願い」をしました(ルカ7:5)。

ユダヤの長老たちは、百人隊長がユダヤ人を愛し、会堂を建てるほどに自分たちの信仰を重んじているということで、彼が主の助けに値する者と判断しました。しかし、百人隊長は主に救いを願うどころか、自分の家に来ていただくのもふさわしい者ではないことを知っていました(ルカ7:6)。 それは、自分が主の前に罪人であり、主の前に立ち得る者ではないということを知っていたからです。

私たちは、かつては主に滅ぼされてもしかたない罪人でした。しかし、主イエスの十字架の贖いを通し、主を信じる信仰によって罪のない義なる者とされ、神の子とされ、永遠の命に生きる者とされました。これは、主なる神の一方的な哀れみであり、恵みによる(エペソ2:5)ことを覚えましょう。そして、今日という日に、主イエスを信じて心に迎えてまいりましょう。

2.御言葉の権威と力への信頼

百人隊長は、自分が主の前に立ち得る者ではないことを十分理解していました。それで、あきらめてしまうのではなく、主のうちにある大いなる恵みと偉大な力、憐れみのゆえに恵みを施してくださいと願います。彼の願いは、御言葉をいただくことです。「ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます。」(ルカ7:7)彼は、主の言葉には権威と力があることを自分の経験からも理解し(ルカ7:8)、信仰の告白をしたのです。

「神のことばは生きていて、力があり」(ヘブル4:12)ます。主は御言葉をもって天と地の全てのものを創造され、保っておられます(ヘブル1:3)。「みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与えます。」(詩篇119:130)主イエス御自身が、神の言葉そのものです(ヨハネ1:1)。ですから、主の言葉には権威があり(ルカ4:32)、人をいやし、死人をよみがえらせる力があるのです。百人隊長はこの、主イエスの御言葉の権威と力を認めたのです。

今日、私たちは主の御言葉にどれほど期待し、信頼を置いているでしょうか。私たちは、主によって心に植え付けられた御言葉を、従順に受け入れましょう。御言葉は時が来ると必ず実現し、私たちに豊かな命の実を結ばせます。「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」(ルカ1:45

まとめ

主は、この異邦人の百人隊長の内に、神に対する真実な謙遜と信頼を見ました。それは、主の御言葉の力と権威を信じる彼の言葉に現されます。今日の私たちも、主イエスの御言葉によって主を信じる者とされ、生かされていることを覚え、主に感謝しようではありませんか。主の御言葉に日々聞き従い、御言葉を握って世に遣わされてまいりましょう。「それは、あなたがたが、・・・いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。」(ピリピ2:15-16

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