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『主によって強められる』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 エペソ6:10-20

はじめに

「神のすべての武具を身に着けなさい」とあるように、信仰の歩みには、戦いがあります。本日は、この戦いに勝利するために、私たちは主によって強められているということを、ご一緒に見てまいります。

1.キリスト者の戦い

「神のすべての武具を身につけなさい」とは、完全武装しなさいということです。使徒パウロは、当時最強と言われたローマ帝国の正規軍の姿を思い浮かべてこれを語ったと考えられます。完全武装してまで、信仰の戦いを戦い抜くようにと告げているのは、主イエスを信じ続けることは、私たちの永遠の命の問題に関わることだからです。主イエスを信じる信仰は、自分の人生のために有益だからとか、自己実現のためのものでは決してありません。

信仰生活において、完全武装して戦う相手は、人ではなく悪魔です(エペソ6:12)。私たちを主から離れさせようとする力は、いつも私たちの内と外から襲いかかり、私たちの弱い所を突いて罪の誘惑をもたらします。私たちがどんなに罪深く弱い者であっても、主イエスはすでに全てのことに勝利してくださいました。ですから、私たちは主イエスを信じる信仰によって、圧倒的な勝利者とされていることを覚えましょう。「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ8:37

2.霊的武装と祈り

パウロは、霊的武装を勧めてから直ちに、「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい」(エペソ6:18)と命じ、霊的武装と祈りが両輪のように重要なことであることを教えています。祈りは、私たちクリスチャンが霊的戦いに勝利するために、最も重要な武器だからです。出エジプトの際、イスラエルとアマレクの戦いにおいて、モーセが手を上げているとき(祈っているとき)は、イスラエルが優勢になり、手を降ろしているときは、アマレクが優勢になりました(出エジプト17:11)。祈りによって主と交わり、主の御臨在と御手の業の中に、私たちを招いていてくださることを覚えましょう。

「どんなときにも御霊によって祈りなさい」(エペソ6:18)。聖霊の導きと助けによってのみ、私たちは正しく祈ることができ、願う全てのことについて、主の御心を知ることができるのです。さらには、御霊による祈りは、御言葉に従う祈りであり、主イエスがゲツセマネで祈られたように、神の御旨に従う祈りです(マタイ26:39)。どんな時にも祈りという武器をもちいて、主から勝利をいただきましょう。

まとめ

パウロは手紙の最後に至って、霊的な戦いに勝利するために「主にあって、その大能の力によって強められなさい」(エペソ6:10)と命じます。命令の中心は、「強くなりなさい」ではなく、「主にあって強められなさい」です。主により頼む時、私たちは主に強くしていただけることを覚えましょう。パウロ自身、「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」(ピリピ4:13)と、主の偉大な力によって強くされていると語ります。私たちが、いかに罪深く弱い者であっても、「わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」(Ⅱコリント12:9)と言われたパウロのごとく、主により頼んで強くされ、霊的な戦いに勝利させていただきましょう。

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