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『人となられた神』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 ヨハネ1:14-18

はじめに

クリスマスおめでとうございます。主イエスは、私たち人類のために人となられて、すべての人のために十字架にかかられました。それによって、主を信じるすべての者に永久の救いという大きな喜びがもたらされました。今朝は、主が人となられたことの大いなる奇跡を覚えて、共に主の御降誕をお祝いしましょう。

1. 言葉は人となった

救い主が誕生された時、人々はそのことに気がつかないどころか、救い主を見ても受け入れませんでした(ヨハネ1:11)。そのような罪人に対して、主は人を断罪するのではなく、私たちと同じ肉体をもった人となってくださり、十字架の贖いを成し遂げてくださいました。それによって、主は、御子イエスを信じる人々に、神の子どもとされる特権を与えられました(ヨハネ1:12)。

主イエスは神であるのに、私たち人間と同じになられました(ピリピ2:6-8)。主は、この地上での歩みにおいて、多くの苦しみによって従順を学ばれ、父なる神の前に完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、永遠の救いを与える者となってくださいました(ヘブル5:7-9)。 ですから、主は私たちの弱さをよくご存じであり、私たちに罪に打ち勝つ力をも与えてくださいます。

人間に語りかけられる神が、人となられたということは、神の偉大な奇跡の業であり、私たちクリスチャンが信仰によって生きることの根拠です。クリスマスの喜びは、神が人となられ、御自身を私たちに示してくださったということです。私たちは、主イエスを信じる信仰によって、罪を赦され、神の子とされ、永遠の命に与る者としていただいたことを、主に感謝し、主に賛美を捧げてまいりましょう。

2.主は私たちの間に永久に住まわれる

救い主イエスの誕生は、その誕生の遙か昔から、預言者たちによって示されていました。預言者イザヤは、その名前まで示していました。「見よ、処女がみごもっている。そして男の子産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」(マタイ1:23イザヤ7:14)。主は、天幕や神殿に住まわれるのではなく、すべて主を信じるキリスト者たちの内に住んでくださいます(ヨハネ1:14)。

ヨハネは、「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た」(ヨハネ1:14)と証言しています。バプテスマのヨハネも、キリストの弟子のヨハネも、共に御子イエスが私たちの世に生まれてくださったことの内に、主の栄光を見たのです。私たちは、日々の生活において、主イエスが共にいてくださるということを体験し、また主の栄光を見ているでしょうか。世の現実のほうが、主のなさることよりも大きくなっているなら、御霊によって主の栄光をもう一度見させていただきましょう。「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。」(Ⅰペテロ1:8

まとめ

当時多くの人々は霊的な盲目さのゆえに、救い主が生まれてくださったことに気がつかず、認めず、受け入れませんでした。そのような人々の無関心と拒絶にも関わらず、主は御子を人としてこの世に与えてくださいました。そして、御子を受け入れる者には、神の子どもとなる特権を与えて下さいました。主は御自分の民だけでなく、すべての御子を信じる者に、救いの約束を与えられました。誰もこのチャンスを逃さず、このクリスマスの恵みを受取ろうではありませんか。この恵みは信仰によってのみ自分のものとなることを覚えましょう。

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