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『共におられる主』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 マタイ1:18-25

はじめに

アドベント第三週目に、私たちは、御使いを通して主が語られた御言葉に従った、ヨセフの信仰を御一緒に見てまいります。

1. 救い主誕生の不思議

聖書は、イエスが救い主であることは、昔から預言者を通して神が約束されていたことの成就として示しています。救い主誕生についての記事中において強調されているのは、人知を超えた不思議さと、救い主の名前の意味「インマヌエル」(「神は私たちとともにおられる」の意)です。

ヨセフとマリヤは婚約していましたが、一緒になる前に、マリヤが聖霊によって身ごもっていることが分かりました(マタイ1:18)。主イエスの誕生は人の手によるものではなく、主の業によるものです。主が介入してくださっているが故に、人の理解を超えたところの主の業を見るのです。主が私たちに介入されるとき、人知を遙かに超えた主の業が現されます。

主はまさに、不思議な助言者です(イザヤ9:6)。日々に新しい、人が思いもつかなかった主の偉大な御業を信じる者に現してくださいます。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」(Ⅰコリント2:9)主を信じ、主の御業を期待してまいりましょう。

2.ヨセフと共におられた主

夫のヨセフは正しい人で、マリヤが身重になっていることを知って悩みました。律法に忠実であろうとするなら、マリヤに刑罰を与えなければならないからです(申命記22章)。しかし、マリヤを愛するヨセフは、彼女をさらし者にはしたくないと考え、その結果、彼女を「内密に去らせようと決めた」(マタイ1:19)のです。

ヨセフの苦悩は、どれほどのものだったでしょうか。しかし、主は彼と共におられました。主の使いは彼の夢に現れて、恐れないで妻マリヤを迎えるようにと語ります(マタイ1:20)。ヨセフに、主が介入され、マリヤは聖霊によって身重になったこと、生まれ出る子はその民を罪から救う者となることが告げられました。この主の御言葉には、人間的に証拠となるものは何一つありませんでした。しかし、ヨセフは主の言葉に従ったのです。ここにヨセフの信仰を見ることができます。

ヨセフもまた、主の御言葉に従うことによって、救い主誕生という主の御業に参与することができたのです。主はご自身の御業を完成するために、ヨセフのように、主の御言葉に従う人を必要とされています。私たちも、自分の考えや理解の及ばないことであっても、主の御言葉であるならば受け入れますと、信仰を持って、主に信頼してまいりましょう。ヨセフと共におられた主は、私たちと共におられるお方であることを覚えましょう。

まとめ

ヨセフとマリヤは、主の救いの御計画に信仰によって参与した人々の代表です。主は、ヨセフやマリヤのように主の御言葉に従う人たちを必要としています。主イエスは、罪からの救い主として、私たちのところに来てくださり、いつも私たちと共にいてくださいます。クリスマスの最大の喜びは、インマヌエルの主が私たちのところに来てくださったことです。このクリスマスの喜びを伝えるために、ここから福音の喜びを携えて人々に語って行こうではありませんか。

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