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『平和をつくる人たち』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 マタイ5:9

今年、66回目の終戦記念日を迎えます。今朝の聖書箇所から、平和についてご一緒に見てまいります。

Ⅰ.平和をつくる人とは

  • 山上の説教は、主イエスが神に従う者に語られたもので、主イエスによって新しく生まれ変わった者の生きる姿を教えたものです。ですから、ここで言われていることは、一般的なヒューマニズムに基づく倫理道徳ではありません。平和をつくり出す者とは、主イエスによって新生し、主と共に平和をつくり出す者のことです。
  • 人間の歴史を振り返る時、常に民族間や国と国に対する争いが絶えなかったことが分かります。主イエスは、戦いの多いこの世から逃れ、関わりを持たないことが幸いであるとは言われませんでした。戦いや争いの中で平和をつくり出す人こそが幸いであると言われました。
  • 主イエスはこの言葉を、地上の争いを鎮圧する権力者たちにではなく、そのような力とはおおよそ縁のないガリラヤの人である弟子たちや、主イエスに従っている私たちに語ってくださいました。今朝、私たちが主にある真の平和をもたらす者として、主に召し出されたことをもうひとたび覚えてまいりましょう。

Ⅱ.主イエスは私たちに真の平和をもたらしてくださった

  • 主イエスは、戦いや争いの根本が、人間の心に巣くう罪から来ることを知っておられました。人は全て罪のために、神と断絶した、霊的には死んだ状態にあります。しかし、神の方から私たち罪人に和解のために救いの御手を差し伸べてくださいました。神は、独り子なる主イエスの十字架の贖いによって、私たちに真の平和を与えてくださいました。「信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています」( ローマ5:1)。神なくして生きる時、そこに真の平和はありません。
  • 主の平和を与えられた私たちキリスト者が、主に倣う者として生きる時に、必ず神の栄光が現れます。神の栄光の現わされるところには、キリストの平和もまた伴います。主御自身が「平和の神」であることを、私たちは覚えましょう(ピリピ4:9)。私たちの働きを神の子の働きと呼ぶにふさわしいものとしてくださるのは、平和の神御自身です。私たちは、神の子とされたことを感謝し、一人でも多くの人が真の平和である主イエスを受け入れられるように、祈り、主の御心を行っていくものとなりましょう。

結 び

真の平和は、主イエス・キリストです(エペソ2:14-15)。私たちがどのような問題や困難の中にあったとしても、嵐を治められた主は、私たちの心を治め平和を打ち立ててくださいます。私たちは主イエスを通して与えられた救いの恵みによって「平和をつくり出す者」とされたことを感謝しましょう。平和の神御自身が私たちを、この世に遣わしてくださることを覚えましょう。

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