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『全ての人に注がれる聖霊』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 使徒1:3-8

緒 論:

本日はペンテコステです。使徒の働き第2章にあるように、ペンテコステの日に聖霊が降り、これまでの歴史にはなかった教会が誕生しました。今朝はペンテコステの恵みについて、ご一緒に見てまいりましょう。

Ⅰ.聖霊のバプテスマの約束

  • 聖霊のバプテスマとは、バプテスマのヨハネが「私はあなたがたに水でバプテスマを授けましたが、その方は、あなたがたに聖霊のバプテスマをお授けになります。」(マルコ1:8)と語っているように、主イエスが授ける聖霊によるバプテスマ(洗礼)のことです。
  • これは、「父なる神の約束」であり「いと高き所から力を着せられる」ものである(ルカ24:49)と主イエスは述べておられます。聖霊は主イエスを信じる者の内にすでに住んでおられます。しかし、聖霊のバプテスマとは、その内住の御霊が満ちあふれてくださることです。私たちは、聖霊の力に押し出されなければ、主の働きを全うすることはおろか、福音の恵みを深く知ることも、主に従い続けることも不可能です。
  • 聖霊のバプテスマの約束は、主を信じる者全てに与えられている約束です。主は、十字架で流されたご自分の尊い血によって、その約束に「有効」の血判を押してくださいました。私たちがすべきことは、主の約束を感謝し、信じて求め続けることだけです。

Ⅱ.キリストの証人となる

  • 聖霊に満たされたペテロは、主イエスについて大胆に宣べ伝えました(使徒2:14-36)。聖霊は、「罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます」(ヨハネ16:8)。そこで、ペテロの話を聞いてバプテスマを受けた者が三千人ほど起こされました。教会の誕生です(使徒2:41)。
  • 聖霊のバプテスマを受けた弟子たちは、大胆に主イエスの福音を宣べ伝え、地の果てに至るまでキリストの証人となりました(使徒1:8)。聖霊は、これからも信者を通して福音を語り続けられます。 聖霊を受けた私たちも、キリストの証人として主に用いていただきましょう。
  • 「弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた」(使徒13:52)とあるように、「聖霊に満たされること」と「喜び」は、クリスチャン生活の原動力の両輪です。聖霊による喜びは、この世が与えることのできない輝きに満ちたものです (Ⅰペテロ1:8)。初代教会のクリスチャンたちは、生活を脅かされるような厳しい迫害の最中にあって、聖霊の力により、 主の救いを喜び、主を証しすることを喜び、主ご自身を喜んでいました。今朝、キリストの証人として、私たちは何を喜んでいるでしょうか。

Ⅲ.聖霊はキリストに栄光を帰するお方

  • 聖霊に満たされることの最初のしるしは異言ですが、異言を語ること自体が聖霊のバプテスマの目的ではありません。異言は、あくまで「しるし」です。聖霊のバプテスマの目的は、どのような状況下にあってもキリストを証しし、礼拝し、賛美する力をクリスチャンに与えることです。
  • 聖霊は常に、人々の注目を主イエスへと向けます。「わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネ15:26)聖霊に満たされた人は、キリストに栄光を帰することを喜びとします。
  • 教会はキリストを常に中心とし、キリストの栄光を現す群れであり、聖霊はその働きを今も推し進めておられるのです。輝くのはキリストのみです。

結 論:

  • 聖霊が与えられることは、神の約束であり、求める者全てに与えられる恵みです。私たちはすでに聖霊を受けた者ですが、今朝、もういちど飢え渇きをもって聖霊を求めようではありませんか。
  • 聖霊を受ける体験は一度だけのものではなく、継続されるものです。御霊の火を消してはなりません(Ⅰテサロニケ5:19)。そのために、日々に御言葉と祈りを通して神と交わり、 聖霊に満たされ続けようではありませんか(エペソ5:18)。
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