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『変わらぬ神の愛』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 イザヤ54:9-10

はじめに

未曾有の震災をはじめとして、世のさまざまな事件を見る時、終末はそこまで来ているのではないかと思う人がおられることと思います。このような時だからこそ、私たちはクリスチャンとして、何をなすべきかを考えるのはもちろんですが、その前に主を信じる者として神の前にどうあるべきかを知り、聖書を基にした健全な終末観を身につけなければなりません。今日の御言葉から以下の重要なことを学んでまいりましょう。

Ⅰ.神の国はキリストを信じる者のただ中にある

  • 私たちは神の国について、聖書の主イエスの言葉から、次の二つのことを知ることができます。一つは、神の国は主がこの世に生まれてくださったことによって「既に」到来しているということ。もう一つは、復活された主イエスが再びこの世に来てくださる再臨のときまで、神の国は「未だ」完成していないということです。
  • パリサイ人たちは、神の国とは、イスラエル国家の全盛期をもたらしたダビデやソロモン王の時代のように、軍事的、政治的、経済的なものであると信じていました。しかし、主イエスは「神の国はあなたがたのただ中にあるのです」(ルカ17:21)といって、主イエスの存在が神の国そのものであることを示されました。
  • 神の国は、主イエスがおられるところ、すなわち、主の臨在そのものです。み言葉と御霊によって、主イエスを信じ受け入れた私たちのうちに主はおられ、神の国が存在しているのです。主イエスを信じて、主が共にいてくださる恵みと幸いの中で、主にある豊かな命に生かしていただき、主がいつも共にいてくださることを感謝しようではありませんか。

Ⅱ.神のみ言葉に根ざした生活をせよ

  • 教会は主イエスの再臨を待ち望む群です。しかし、主が再び来られるのはいつであるかは誰も知りません。主イエスは、旧約聖書に記されているノアとロトの二人を取り上げて、その日が突然おとずれることを告げています(ルカ17:26-30)。
  • 主イエスは、神の国は人々が「こちらだ」とか、「あちらだ」とか言っても行ってはならない、後を追いかけてはならない(ルカ17:23)と警告します。終末に関するさまざまな情報や状況に振り回されたり追いかけたりしてはいけません。 神の言葉、主イエスの約束に堅く立ちましょう。
  • また、終末のことだけに心を奪われて、今なすべきことをないがしろにしてはなりません。私たちはキリストの証人として、まだ主イエスの救いを知らない人々に福音を伝えましょう。そのために、キリストの証し人としての生活が大切です。テサロニケ人への手紙には、極端な再臨信仰に生きて、この地上の生活をかえりみなくなった人々に、自分の仕事に身を入れて働き、落ち着いた生活をするようにと命じています(Ⅰテサロニケ4:11)。

結 論

  • 神の変わらぬ愛を受けてキリストを信じる者とされた私たちは、世の終わりの前兆を論じて、いたずらに不安がるのではなく、信仰者として慎み深く生活してまいりましょう。
  • 確かに主は再びこの世に来てくださり、私たちを完全に贖ってくださいます。主の再臨はクリスチャンにとっては慰めであり、希望です。いつ主が来られても良いように、目を覚まして祈り続けましょう。自らの救い完成のため、また同胞の救いのためにとりなしの祈りを続けましょう。
  • 神の終末に関する警告は、特別なしるしや自然現象を伴って表されるだけではありません。神の言葉を語り伝える私たちクリスチャンを通しても発せられるのです。今このとき、先に主に救われた私たちは、目を覚ましてみ言葉に従い、救霊のために祈りみ言葉を語り伝えましょう。また、主を第一とした生活をする時、私たちの信仰生活の態度は、人々への証となることをおぼえましょう。
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