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平和の君、イエス

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 イザヤ9:1-7

はじめに

イザヤは主によって、暗闇の世に輝く大きな光、すなわち救い主が誕生することを預言しました。この救い主によって、世は光を見る事が出来るようになったのです。この救い主は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と紹介されています。

(1) 不思議な助言者

主イエスは全ての人にとって、不思議な助言者です。「不思議」という言葉は「素晴らしい、驚くべき」という意味を持っています。また、「助言者」という言葉には「計画を立て、その計画を行っていく」という意味が含まれています。主イエスは私たち一人一人のことを知って親身になって相談相手になってくださるお方です。それだけではなく、主は御霊を通して私たちに語りかけ、道を示し、適切な言葉をもって導いてくださるのです。「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ14:26

(2) 力ある神

「力ある神」とは、天地万物を創造し支配されているお方を示します。ユダヤ人の歴史を見るとき、主は敵との戦いに於いて常に彼らの力ある勇士であり、彼らを勝利に導いてくださったお方です。主イエスは「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16:33)と言われました。私たちが主イエスを信じて、主と共に歩む時、そこに圧倒的な勝利を与えてくださいます。「世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」(Ⅰヨハネ5:5)神の力を信じて邁進して行きましょう。

(3) 永遠の父

「永遠の父」とは、いつでも、どこでも、どんな時でも変わることなく、私たちの父であり続けておられるお方を示しています。例えば、ルカ福音書15章の放蕩息子の譬え話に登場する父親がそうです。この父親は、息子が財産を全部使い果たしたときも、豚飼いに身を落としたときも、本心に立ち返って自分の元に帰ってきたときも、いつも息子を愛し続ける父親でした。

主イエスご自身は、「わたしを見た者は、父を見たのです。」(ヨハネ14:9)と言われました。主イエスこそ、父なる神の本質を現しておられ、主イエスを通して私たちは神の子とされているのです。「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父。」と呼びます。」(ローマ8:15

(4) 平和の君

「平和」はヘブル語で「シャローム」という言葉で、「平安、安心」という意味があります。また、「充足している」とか「満ち溢れる」という意味も含みます。主イエスは、私たちがいかなる苦難や問題の中にあっても「シャローム」を与えてくださいます。「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。」(ヨハネ14:27)主イエスご自身が平安そのものであり、尽きることのない湧き水のように、平安を私たちの内にわき上がらせてくださるのです(ヨハネ4:14)。

結 論

「その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に着いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これをささえる。今より、とこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。」(イザヤ9:7)ハレルヤ!万軍の主の熱心さのゆえに、私たちはキリストの平和を得ています。クリスマスを迎えるこの時期、もうひとたび「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」であるイエス・キリストを与えてくださった父なる神をほめたたえましょう。

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