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神と共に働く者の生きがい

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅰペテロ2:9

はじめに

主イエスはガリラヤ周辺で伝道活動をしておりましたが、次第に主のうわさが周辺の地域に広がり、大勢の人々が押し寄せて来るようになりました。それと同時に、主の伝道範囲も広がり、異邦の地にまで及ぶようになりました。そのような時、主は十二人の「弟子」、後に「十二使徒」と呼ばれる人を選ばれたのです。

1.十二の弟子たち

ここに、主イエスに弟子として任命された人の名が十二名記されています。その中には、ペテロのように、福音書の至る所でその名が出てくる人もいれば、ここにしか名前が出てこない人もいます。十二人はそれぞれ、出身も職業も性格も異なるユニークな人たちでした。その選びの基準は、人の物差しではなく、主の基準によるものです。

主イエスが十二弟子を選ばれたように、私たちも主に選ばれ教会に呼び集められた者です。さまざまな背景や個性をもっており、自分とは全く正反対の人もいるのです。しかし、主が呼び出し選んで教会に集めて下さったからには、どんな人でも主は尊い者として愛し、その人にしかできない主の使命を与えておられるのです。「こういうわけですから、キリストが神の栄光のために、私たちを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに受け入れなさい。」(ローマ15:7

2.十二弟子を選ばれた目的

主イエスは宣教の働きを自分一人のものとはせず、弟子たちにお委ねになりました。主イエスが十二弟子を選ばれたのは①「彼らを身近に置き」、②「彼らを遣わして福音を宣べさせ」、③「悪霊を追い出す権威を持たせるため」でした(マルコ3:14-15)。

  1. 弟子は主イエスと共にあって親しく交わり、学びと訓練を受けなければなりません。私たちは伝道や奉仕に先んじて、まず主イエスを礼拝し、主との深い交わりを優先させなければなりません。教会での諸集会は大切であることはもちろんですが(ヘブル10:25)、個人的にも祈りやデボーションなどで日々主と交わることが重要です。主と交わることで私たちは霊的に養われ、内側から強められ、主の御旨を知り、それを行う者となるのです。
  2. 主イエスの弟子として御言葉を学び、心に蓄え、大胆に福音を宣べ伝えて行こうではありませんか。伝道は特別な賜物を与えられた人にだけ委ねられた働きではありません。誰でも主に救われた喜びを、日々の生活態度で示すことができるのです
  3. 悪霊や汚れた霊を追いだし、それにつかれた者を解放していくというのは、主イエスの宣教の中でも大切な働きでした。私たちには権威あるイエス・キリストの御名が与えられています。ですから、霊的な戦いにも勝利を与えられ、主の愛と恵みの中に生きていることの幸いと喜びを証しして行きましょう。

結 び

十二弟子たちは、主イエスが十字架にかかられるとき、主を裏切って離れて行きました。しかし、主は弟子たちを最後まで愛され、十字架で死んで甦られた後に、再び彼らを呼び招き、主の働きのために召し出して下さいました。主は、選ばれたからには信じる者たちを見捨てることなく、その人でなければ現すことのできない主の働きを与えてくださいます。

主イエスの十字架の贖いによって、私たちキリストを信じる者は、滅びの中から永遠の命へと移されました。聖書は私たちのことを「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」(Ⅰペテロ2:9)と宣言しています。主が選んで下さった以上、主の民として全ての必要を満たして下さり、主の栄光を現すためのいっさいのものを用意して下さるのです。主と共に生き、主をいつも喜び、主の栄光を現していこうではありませんか。「幸いなことよ。あなたが選び、近寄せられた人、あなたの大庭に住むその人は。私たちは、あなたの家、あなたの聖なる宮の良いもので満ち足りるでしょう。」(詩篇65:4

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