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神の真理に生かされる

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅰペテロ1:18-25

「あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、…」(Ⅰペテロ1:22)とありますが、ここで語られている「真理」とは十字架の贖いをもって私たちを救って下さった「イエス・キリスト」のことです。

Ⅰ.私たちは神の真理のもとに召し出された者である。

「真理に従う」(Ⅰペテロ1:22)とは、抽象的な事ではなく、生ける主イエスというご人格に捕らえられて主と共に生きるということです。ペテロは一介の漁師でした。しかし、漁をしているところに現れた主イエスに「私に従ってきなさい」と声をかけられて主の弟子となり、生涯主イエスに従いました。主は、十字架にかかられる直前、ご自分を三度「知らない」と否定したペテロの所に行かれ、再び「私に従いなさい」と愛をもって招かれたのです。主はペテロの弱さをご存知の上で、いつでもペテロを招いて下さっていたのです。同様に、主は私たちにも「私に従いなさい」と声をかけて下さいました。それによって私たちはイエスを救い主として信じ従う者となり、主によって新しい命に生きる者とされたのです。主イエスに従うように招かれ、選ばれたことを感謝し、いっそう主に仕えてまいりましょう(ヨハネ15:16)。

Ⅱ.神の真理は、私たちのうちに望みを生み出す。

神の真理は、信者のうちに決して消えてしまうことのない希望を生み出します。この希望は、私たち自身の状況や周囲の環境に左右されません。なぜなら、私たちの望みは、いずれ朽ちてしまうこの世のものではなく、「とこしえに変わることがない」(Ⅰペテロ1:25)主のみ言葉にかかっているからです(Ⅰペテロ1:21)。主が私たちの罪のために十字架で死んでくださり、三日目によみがえられたことが、この希望の保証です。永遠に変わることのない望みと信仰が私たちに与えられているというのは、何という大きな恵みであり、喜びでしょうか。パウロは、以下のように祈っています。「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。」(ローマ5:13) 何と、喜びと確信に満ち溢れた、大胆な祈りでしょうか。私たちと共におられる方は望みの神です。この神が共におられるゆえに、私たちは、アブラハムと同様に「望みえないときに望みを抱いて」、信仰に立ち続けることができるのです(ローマ4:18)。

Ⅲ.神の真理は兄弟愛を生み出す。

私たちは神の真理に従うことによって、たましいを清められた者(Ⅰペテロ1:22)であり、新しく生まれた者(Ⅰペテロ1:23)となりました。同時に、「偽りのない兄弟愛を抱く」(Ⅰペテロ1:22)者ともされました。主イエスは十字架の贖いという御業を通して私たちに神の愛を示して下さいました。主の愛を知った者は、主を愛するとともに兄弟をも愛するようにされたのです。「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」(Ⅰヨハネ3:16

神に愛されている者として、私たちは主の御心を知り行うものとされました。私たちが御霊に聞き従っていくとき、御霊は日々、私たちの内に神の子としての性質を形作って下さり、主の御心を行わせてくださいます。神の真理によって歩むなら、互いに兄弟姉妹を愛することは私たちの喜びとなるのです。「また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか」(ヘブル10:24

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