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神の傑作

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 エペソ2:1-10

私たちが救われたのは、主イエス・キリストの十字架の贖いによるものです。それは、主からの一方的な恵みです。主の恵みによってクリスチャンとなった私たちは、主に新しく造られた「神の傑作(作品)」です。

Ⅰ.私たちは恵みによって主に選ばれた

主はご自身の作品を作るために、私たちという素材を選ばれました。傑作を作るときには、最良の素材を厳選するものですが、私たちは果たして優れた素材だったのでしょうか。主イエスの救いにあずかる前の私たちは、罪過と罪の中に霊的に死んだ者で、この世の支配者である悪魔の下で自分の肉の欲に従って歩む主のさばきを受けるべき者でした(エペソ2:1-3)。主は最も相応しくない素材(罪人)を選び、神の最高の傑作として私たちを造り上げてくださるのです。ここに、主の罪人に対する大いなる赦しの御業を見ます(エペソ2:8)。人知でははかり知ることの出来ない、主の大いなる愛による選びと御業の故に、なおいっそう主を誉めたたえ、感謝をしようではありませんか(詩篇8:5)。

Ⅱ.私たちを選ばれた主の御旨

主はなぜ私たちのような罪人を選ばれたのでしょうか。主は、主の作品には相応しくない者をあえて選ぶことによって、主の大きな愛と救いの御業を現在の人々だけではなく、来たるべき世々にも表すため、私たちを救い、教会をお造りになったのです(エペソ2:7)。なんという広大な主の御旨でしょうか。主はご自身のかたちに似せて創造した人間(創世記1:27)を、どんなに罪によって堕落していたとしても、我が子を捜し求める親のように捜し続け、主のもとに帰って来ることを待ち続けておられるのです(ルカ15:11-24)。私たちは主の愛を受けた者として、主イエスを証しする者となるように、ますます主と 共に歩み、主の招きに応え、主の愛を知り、主の御旨を知って行う者となりましょう。

Ⅲ.主に似る者は良い行ないに歩む

第一の創造によって造られた人は、罪によって霊的に死んだ者となりましたが、御子イエス・キリストにあって新しく生まれる人は永遠の命が与えられ、主に似る者とされました(ローマ5:19-21)。ですから、主イエスに似る者とされた者は、主イエスを模範とし、主の良いわざを行うのです。「神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えてくださった。」(エペソ2:10)「良いわざ」は、聖書が記す主イエスの御姿に表されています。主イエスは父なる神の御旨に従って、人々に仕えるために自分自身をささげ尽くされ、十字架の死に至るまで父なる神に従順であられました(ピリピ2:5-8)。私たちは、主を信じた時に、主に似る「良いわざ」を行う「神の傑作(作品)」とされているのです。私たちは日々主と共に歩み、御霊によって主との交わりを深められることによって、なお一層主イエスに似る者となってゆこうではありませんか。 「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」(ピリピ1:6)。

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